重症 ページ28
ゾロside
少し傷のあるサンジを観客席へ送った
「チョッパー、手当頼むな？」
チ「任せろ！」
ナミ「あんた、それ…」
「黙っててくれ(ﾎﾞｿｯ)」
ナミ「でもっ…」
「俺らまだ試合あるから」
ナミ「ゾロ！」
ナミが驚くのも無理はない
刺されてんだからな
脇腹を刺されて…血が出てる
その傷を消毒して包帯で巻いてるだけ
そりゃ、血も滲む
「ミホーク…次の試合は？」
ミホーク「決勝だ」
「相手は？」
ミホーク「前回の優勝校だ」
「ふーん」
ズキズキと痛む腹
冷や汗が止まらない
それから、試合をして…脇腹に竹刀が触れた
が、相手の反則もあり、俺達が優勝する事となった
「次は正々堂々と」
相手「あぁ」「脇腹大丈夫か？」「痛かったろ？」
「大丈夫だw」
嘘だ
全く大丈夫じゃない
閉会式も終わり…帰宅となった
ナミ「ゾロ！」
「あぁ…ナミ」
ナミ「こっち来て！」
「血が出過ぎて動けねぇ」
ナミ「肩貸すから！」
「汚れんぞ…」
ナミ「いいの！」
サ「ナミさん？何やってんの？」
「っエロガッパかw傷はもういいのか〜？」
サ「なっ！油断しただけだ！」
「へ〜っ…」
ナミ「ゾロ！」
サ「え、何どうしたんだよ」
2人以外は帰った
先生達も…帰った
あぁ…何故残ってるんだ
自分で縫うからいい…
帰りたい…走れば…逃げれるか？
サ「何だこの血の量は！」
「うるせぇよ」
サ「顔真っ青じゃないか！」
ナミ「救急車呼ぼう」
サ「俺が捕まえとく」
「勝手に決めんな」
サ「黙ってろ！」
大人しく搬送とは行かなかった
というか…3度逃げた
ナミが救急車呼んだけど、そんな重症じゃないし
3度目で捕まえられ、搬送
救急隊「傷が深い」「このまま試合したの？」
「すぐに運ぼう」「酸素マスクつけるよ」
「意識あるね」「アドレナリンが出てるのか？」
ナミ「死んだら許さないから」
「死ぬか…バカが」
サ「起きた時覚えとけよ」
「はいはい…ｺﾞﾌｯ」
救急隊「吐血…横向けるよ」
「ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ…」
あぁ…寝みぃ
救急隊「ゾロ君？ゾロ君！」「意識レベル低下！」
ナミ「ゾロ！」
サ「おい、ゾロ！」
そこからの事は分からない
麻酔が終わった数時間後に目を覚ました
先生が居て、ミホークが居てサンジが居た
先生「ゾロ？起きたか？」
「センセ？」
先生「良かった」
ミホーク「起きたか？」
サ「ゾロ！」
「何で…」
ミホーク「誰にやられた？」
「小癪高校」
ミホーク「汚い手ばかり…」
先生「話つけてくる」
ミホーク「俺も行こう」
「え、」
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作者名：ニャムニャ | 作成日時：2021年12月20日 0時
