発作 ページ20
ゾロside
一通り自己紹介を済ませた
知ってるさ。覚えてるさ
チョッパー…泣くなよ、男だろ？
サ「何も覚えて無いのか？」
「何をだ？」
サ「俺とお前が付き合ってた事も」
「俺が？お前と？笑わせんなよ」
サ「(絶対に可笑しい)」
「(気付いたのか？)」
早めに切り上げて、家帰らねぇと
「話終わりか？帰りてぇんだけど」
ロ「良いわよ」
ナ「ちょっと、ロビン！」
ロ「サンジに任せましょう」
ル「成程な、オーっし皆帰るぞ！」
お、何か納得してくれた
サンジ以外は帰って行く
俺も帰ろ
「さてと…」
パシっ
「あ？」
サ「俺たちを騙して楽しいか？」
「は？」
サ「記憶障害何て嘘だろ？」
「何言ってんだ」
サ「俺が分からないとでも思ったか」
「お前何言ってんだ？」
引き下がらない理由はこれか
クッソ…寝みぃ
ポツポツ…ザー
「雨？おい、傘貸してやるから、早く帰れよ」
サ「あ、おい！待て」
俺は、雨が降ったのをいい事に、目の前から消えた
向かう先は家じゃない…くいなの墓だ
俺が落ち着く場所
↓くいなの墓
「くいな、俺は…弱いな」
雨に長時間打たれ続けた俺
夕方になり雷が鳴り始めた
彼奴と別れたのは16時
今は、20時
4時間経ってたのか
時間を見る為に開いた携帯には大量の通知
マナーモードって楽だな
「俺がもしここで死んだら…お前の所に行けんのかな」
俺の声は雷雨によってかき消される
あれ、少しフラついてきてる
足元がふわふわ…
「あぁ、まずいな…ゲホゲホっ」
く「なーにしてんの」
「お前の所に行く為」
く「馬鹿」
「でもっ…はぁっ…もう時期ッ行ける気がする」
く「来させないよ。金髪は来させたけど」
「は？マジかよッ…ｾﾞｰｾﾞｰ」
くいなってたまに恐ろしい事する
金髪は来させたって…
バシャバシャ…
「くいなお前なぁー」
く「まだ日本一になってないでしょ？」
「ｸｯｸｯｸ…そうだな」
く「…ゾロ？ゾロ！」
「はぁっ…はァっ」
意識が遠のく
サ「ゾロ!待ってろすぐ病院に連れてくからな！」
「…お前…何で」
サ「家帰って傘返そうと思ってもいないし」
「何で…ここが」
サ「もう、話すな」
「はぁっ…はっ…はァー」
サ「冷えすぎだろ…クッソ」
「離せっ…」
サ「俺は気付いてるからな」
「…」
救急隊が到着し、俺は運ばれた
2度目だ
前回は呼吸困難
今回は高熱+過呼吸
隊員「点滴打つよ？…はいおしまい」
「苦しい所ありますかー？」
「焦点があってない…」
構わないでくれよ
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作者名：ニャムニャ | 作成日時：2021年12月20日 0時
