また逃げた ページ18
ゾロside
目覚ましに起こされて目を開けるとそこには
ナミの姿
「…？」
ナ「起きた？」
「なんで居んだ」
ナ「サンジ君に鍵貸してもらったの」
「だから何で」
ナ「こんな朝早くにどこ行くの？」
「ランニング」
ナ「ねぇ、ゾロ逃げないで」
「逃げてねぇだろ」
ナ「何を隠してるの？」
「何も隠してねぇよ」
ナ「サンジ君にも言えないの？」
「だから…執拗いぞ！」
俺はナミから鍵を奪い、追い出した
隠し事なんてねぇし
逃げてもねぇ
この俺が逃げる？巫山戯るな
言えねぇ事って何だよ
次の日も朝目を覚まし扉を開けるとフランキーの姿
そのまた次の日も同じ様に扉の前にブルック
また次の日もロビン…次の日はチョッパー
また次の日にはルフィ…
全部早朝
学校行く前
そして…金曜日の今日…
扉を開けると、サンジの姿
…何しにきてんだよ
サ「また逃げんのか？」
「だから…何しに来てんだよ」
サ「ロビンちゃんやナミさんになら話せると思った。
ルフィやフランキー達なら、聞き出せると思った。
チョッパーやブルック達なら、何とかなると思った」
何もねぇのに
サ「どこ行くんだ」
「ランニング」
サ「ついて行く」
「勝手にしろ」
本当に着いてくる気だよ…あれ
…うわ〜まだ着いてくるよ
執着心って恐ろしいわ
↓折り返し地点(くいなの家)
先生「ゾロ。今日も来たのかい？」
く母「お友達？」
「勝手に着いてきた」
く母「心配したんやろ」
「…どうだか」
く母「ゾロ、姿を消すのはダメよ」
「逃げんなって事か」
先生「遠回りしても、意味は無い」
く母「逃げなさんな」
先生「許してくれる仲間がいるだろ？」
「…そうだけど」
先生「ほら、学校に遅刻するよ？」
く母「はい、今月のお小遣い」
先生「使わずに過ごしてるのも知ってる」
く母「少しは、体休めなさい」
全てお見通しって訳だ
この2人に隠し事は通じない
学校にもアイツらにも黙って夜通し稼いでんのバレてる
く母「足りない訳じゃないだろ？」
「十分足りてます」
先生「生き急がないように」
く母「辞めて、少し休みなさい」
「はい」
第2の母には、逆らえない
サ「全部話聞いてたけど…何やってんの？まじで」
「…遅刻すんぞ」
く母「ゾロ！」
先生く母「行ってらっしゃい」
「行ってきます」
全てバレた
サンジに…
あぁ、全て終わった
呆れられた
離れなきゃ
縛るのは駄目
解放させなきゃ
「サンジ…さよなら」
俺は、一言告げた
サ「どういう意味だ」
「…もう会わねぇ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ニャムニャ | 作成日時：2021年12月20日 0時
