セーフ ページ12
ロビンside
私はロビン
海賊高 3年
今、逃げたゾロをウソップと一緒に追いかけてるんだけど…
逃げ足早いのね
「ウソップ、私はこっちから行くわ」
ウ「おぉい！ちょっと待て、楽そうな方に行くな」
「あら？男の子は険しい道の方が好きでしょ？」
ウ「はい。こっちから行きます」
サンジは、ナミ達といるから大丈夫でしょう
こっちにいる気がするのよね
この先は寂れた公園
…見つけた
「ゾロ」
聞こえてないのかしら
近づいてみると、掌に大量の錠剤
それを一気に飲み込んだ
「ｯ!ゾロ！」
ゾ「ｯ!」
「ゾロ！今の吐き出しなさい！」
ゾ「んーんー！」
「口を開けて！」
ゾ「んー！」
ウ「見つけたかー？」
「ウソップ！手伝って！」
ウ「どしたァ！？」
「大量の錠剤を飲み込んだわ！」
ウ「なにぃ！」
流石のゾロも2人相手はキツかった様で、口が開いた
私はすかさず手を滑り込ませた
ゾ「んぐっ!」
ウ「いけそうか？」
「連絡した？」
ウ「おう！すぐ来るぜ」
ゾ「…うっ…ぉえっ…」
良かった吐き出せたみたいね…
サ「ゾロ！」
ナルチ「ロビン！」
フブ「ウソップ！」
ウ「よしよし、苦しかったな〜」
ゾ「ごほごほっ…」
ウ「なぁ、ゾロ。俺、怒らないからさ」
ゾ「…」
ウ「俺しかいないよ？」
ゾ「ロビンが居るだろ」
ウ「じゃ、あの木まで運んでやるから、話してくれるか？」
ゾ「ん」
ウソップに大木まで運んでもらって、私も着いて行った
ウ「何であんな事したんだ？」
ゾ「あれはただの睡眠薬…少し寝るつもりだった」
ウ「少しにしちゃ量が多くないか？」
ゾ「皆から離れたかった」
ウ「どうして？」
ゾ「俺が…弱いから」
ウ「弱い？」
ゾ「すぐに体調崩すし、迷惑ばかり」
ウ「迷惑って思ってたら、とっくに離れてるよ」
ゾ「…そ…っか…」
ウ「ゾロ？ゾロ!?」
「寝てるだけよ」
ナ「迷惑だなんて…馬鹿ね」
ル「馬鹿だなぁ〜ゾロは」
ブ「誰がおぶって帰ります？」
フ「そりゃー決まってんだろ」
チ「じー」
サ「…ん？俺？」
ナ「サンジ君しか居ないわよねぇー」
荷物まで持ってきちゃって
まだ学校終わってないのに
「先生には私達から言っとくわ」
ナ「2人はチョッパーの所に診て貰いなさい」
チ「連絡しとくよ」
「私たちは帰りましょうか」
ウ「サンジ、茶化してやるなよ」
ル「ゾロはこー見えて甘えんぼだからな」
フ「サンジ。お前も溜め過ぎんなよ」
学校に帰れば心配してくれる教師達
事情を話した
理解してくれた
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作者名：ニャムニャ | 作成日時：2021年12月20日 0時
