竹刀を持つ男 ページ2
ゾロside
俺はゾロ。
海賊高等学校2年
剣道部に入ってる
バカでうるせぇ仲間とつるんでる
俺の唯一の弱点は…あの男だ
俺の世話を焼きたがる
冷っこい手と女好き全開の
…あれ
サ「よぉ！剣道馬鹿」
そう…サンジだ
後、保健委のチョッパー
この2人は俺にとっちゃ天敵だ
あ〜外の空気冷たすぎるな
今日のランニングどうするかな
サ「聞いてんのか？」
見つかると厄介だな
まだ夏終わったばかりだってのに
早すぎんだろ
サ「明後日、空けとけよ」
「は？何でだよ」
サ「いいから」
「へーへー」
その日は…彼奴の？
それの他に何かあったか？
あ、誕生日か
そっか、死んでもう…7年か
そっか、7年目か
サ「どうした？苦しいか？」
「いやッ…大丈夫…さみぃなって」
サ「確かに寒いな」
「ﾋｭｯ…ﾊｧｯ…やべぇ(ﾎﾞｿｯ)」
サ「ゾロ？」
「あ？んだよ」
サ「何か隠してるな？」
「隠してねぇよ」
やべぇ
まじで、やべぇ
今の確実に呼吸しにくくなってる証拠
待ってバレる
バレる前に、何処かに…
そうだ、墓の前
「あ」
サ「あ？」
「忘れてたッ…ﾊｧｯ」
サ「何をだよ」
「約束してんだった…ﾋｭｯ」
サ「レディか？」
「おう」
サ「今は、行かせねぇって…おい！」
やべぇ…やべぇ
息が吸えない
くいなの墓はぽつんとしてる場所にある
俺が選んだ
良くここで勝負してたから
俺は、乱れてる呼吸のまま、墓にも垂れた
「かひゅっ…はっ…」
まずい…袋…袋
「はっ…はぁっ はぁっ はっ…」
治まれ…治まれ…大丈夫だ、落ち着け
呼吸を整えろ…大丈夫だ、大丈夫
くいな「そーだよ。落ち着きなよ、ゾロ」
「ﾋｭｯ……ッ!!」
くいな「またそんな事なってるの？」
「…ッ っは はぁっ」
くいな「あ〜顔が真っ青になっちゃう」
なんでくいなが…
くいな「手も冷たくなってるし」
「は はぁっ…ッ!」
くいな「待っててね、今金髪呼んでくるから」
「く…くいな…」
何故くいなが見えたのか
夢だったのか
意識を繋ぎ止める為にナイフで腕を切った
怪我した箇所を掴み痛みで飛ばないように
くいな「ゾロ、連れて来たよ、もう安心して！」
「はっ はぁっ ぐ…っ はぁっ がぁ…っ」
サ「…!…ロ!…ゾロッ!」
「…ッ!!」
サ「俺の事が分かるか？」
「…サ、はぁっ はっ かひゅっ…」
サ「そうだ、俺だ。1度落ち着いて呼吸するんだ
できるか!?ゾロっ!!」
「く…っ はぁっ…」
クラクラする
痛みが無くなった
止血されたのか？
手足に力が入らない
痙攣起こしてる
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作者名：ニャムニャ | 作成日時：2021年12月20日 0時
