雑誌(青年期) ページ13
雅紀side
翔ちゃんが居なくなってもう4ヶ月か
早いな
俺達は変わらず仕事に没頭してる
智にぃも、裁判上手くいったらしい
翔ちゃんのおかげだねって話した
4ヶ月も経つと翔ちゃんの話はタブーになった
俺は今日休園日だったから、後輩達と飲みに行った
家に居ても会話無くてつまんないし
後輩女「あ、コンビニ寄っていいですか？」
女「あ、私も！お茶買いたいです」
「うん、良いよ」
コンビニに行った女の子達を他の子と外で待ってた
出てきたその子達は何か、大量の荷物
「何をそんなに買ったの？」
後女「あの、これって…弟さんじゃないですか？」
見せてきたのは、メンズコーデ系の雑誌
そこには…翔ちゃんと友の姿
「んぇ!?な、え？」
後男「先輩がめっちゃ動揺してる」
「ちょっ、これ貰っていい？」
後女「その為に買ってきました」
「ありがとう」
俺は急いで兄と弟に連絡した
和から、早く帰ってこいと言われてしまった
飲みに行って、帰ると…22時くらいにはなるもので
後女「ご馳走様でした！ありがとうございました」
後男「次は俺達が払います！ありがとうございました」
良い後輩たち持ったなぁ
後輩「先輩…早く帰らないと怒られますよ？」
「ヤバっ！そうだった！」
後輩達に笑われながら、家路を急ぐ
↓帰宅
「ただいま！」
和「まー君！雑誌見せて！」
「ハイハイ」
和「どこら辺！」
「最初と最後！」
智にぃ帰ってたんだ
あの〜…「おかえり」とかないの？
雑誌に夢中だ…
「最後の友と一緒に撮ってる写真さ、楽しそうだね」
和「楽しそうだね…うん」
潤「芸能界に進むのかな」
智「彼奴が楽しいって思うなら良いさ」
「翔ちゃんなら、多分困らないね」
和「事務所どうのって大人は揉めるだろうね」
潤「悪い噂を聞かない所がいいよね」
智「あとは、マスコミだろ？」
「根も葉もない事書くしね」
智「彼奴がそんなんに負けねぇ事は知ってるけど」「兄としては心配だよね」
潤「あ、雅にぃ飯出来てるよ」
「ありがとう、軽く貰うね」
和「お酒とツマミしか食ってないんだろ？」
「お、よくわかったね〜」
和「だろうと思った」
翔ちゃん、いい顔だね
クールなのも良いけど、笑ってる方が俺は好きだな
昔から変わらない、無邪気な顔
潤「はい、どうぞ。熱いからね？」
「ん〜…あっつ！」
潤「今言ったばかりじゃん！」
「翔ちゃん、顔立ち良いよね。」
和「お母さん似だね」
「ファンが一気に着くかもね」
智「ストーカーされなきゃ良いけど」
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作者名：Sugar | 作成日時：2021年10月12日 21時
