決着 ページ14
翔side
剣を持ち殺りあって約20分？
大野は疲れてる。
そりゃそうだろうな。魔物とやり合って
リリ達と殺りあって最後に俺だもんな
「なぁ、大野。俺に執着すんなよ」
智「するだろっ！」
「強い奴は沢山いる。俺じゃなくてもな」
智「好きになった弱みだよっ」
「俺はお前に何も与えれねぇ」
智「居てくれればそれでっ、いい！」
「お前、傷増えたな。生龍に癒してもらえよ」
智「翔に比べたらっ、こんな物っ！」
「何で俺なんだ？」
智「全部が好きだからだっ」
「俺は気紛れだ」
智「食らいつくっ！」
「王を殺したら俺は龍の島で暮らす」
智「それでも、待ってたいんだよ！」
話しながらも剣をぶつける
俺が与えた傷の方が圧倒的に多い
俺はまだ無傷
態と負けるのは嫌だ
猛火の方にすりゃ良かった
雅「あれ以上やったら俺でも治せないよ」
和「魔力もない…」
潤「生龍が使えない」
和「死ぬ？」
潤「そんな訳っ！」
「ふふっ…心配されてんぞ？リーダー？」
智「俺が死んだら戻って来るか？」
「お前が死んだら、彼奴らに殺されるわ」
智「あ〜でも…俺、限界っ」
「魔力残り2…」
智「俺達の…負け…」
精霊の剣を使い続けるとどんどん減る
0になれば回復は厳しいだろう
残り1…
「斑、リリ、ルイ。ごめん」
斑「お前らならやると思ったよ」
リ「優しすぎですよ」
ル「飯まだぁー？」
俺は大野の剣を自分の腹に押し付けた
智「お前っ！」
「これであんたらの勝ちだ」
智「何してんだっ！」
「げほっ…戻るよ」
智「巫山戯っ…くっ」
「お前の魔力は底尽きる…俺がお前を助けるよ」
智「その傷でっ！」
「お前が俺に傷を付けれた証拠だっ…」
智「ぜー…はぁっ…」
「限界だろ？大人しくしとけよ」
大野の剣が俺の腹に刺さった状態で斑を見た
「斑！」
斑「どした？」
「溶かせ」
斑「FIRE!」
シューッと音を立てて溶けていく剣
血で服の色が変わってるがお構い無し
俺は生龍を呼び魔力石を大野の胸に当てた
生「また、派手にやったなぁ？」
「いつもの事だろ」
生「はい長いやつね〜」
唱えると傷が癒えてく
ここに居る皆の傷を癒した後、魔力を与える
「俺の名前は翔…彼に魔力を与える者。
魔力石よ…俺の声に従い彼を回復させよ。」
俺がそう言うと俺と大野は眩い光に包まれ回復してく
終わると、大野が目を開けた。
「起きたか？」
智「傷が…治ってる」
「約束通り戻るよ」
智「お前っ、傷は！」
「癒えてる」
智「そっか…良かった」
「そーですね。良かったですね」
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2021年5月27日 16時
