迎えに行ったときの事(幼年期) ページ41
智side
あの後もずーっと告られっぱなし。
部活中も…
俺がプレーしてる間、友達に荷物を預けてる
何やかんや取られるのが1番面倒だからね
友「大櫻〜！」
「何？」
友「助けて〜！」
「は？」
友達の嘆き声に後ろを見ると…
俺の荷物を必死に守る友達と…
俺のカバンから何かを取り出そうと必死な女達…
「あのさ、何してんの？気持ち悪いんだけど」
女「き、記念になにか欲しくて」
「窃盗の罪で警察行く？」
友「冷めた目って怖いよね〜」
「あ、今何時？」
友「もう直ぐで、16時半」
「迎え！」
友「そんな時間か」
「退け…俺の荷物に触んな」
女「ﾋｬ､ﾋｬｲ…」「怖〜」「余計に見たくなる」
「またな！」
友「おう！またな〜」
やばいやばい！翔を待たせる訳には…
雅「急ぎ？」
「迎え！」
雅「ニケツで送ろか？」
「助かる〜」
雅紀と一緒に翔を迎えに…
「すいません〜翔を迎えに来たんですけど…？」
先「あ！ちょっと待ってね〜」
「あ、はい」
雅「どうしたんだろうね」
「さぁ？」
先「翔君〜お兄ちゃん来たよ〜」
翔「にぃ〜！」
俺目掛けて、猛ダッシュで走ってきた。
屈まないと、俺の足にぶつかるw
ぼふっ
翔「早く帰る！逃げる！」
雅「ん？誰から？」
「連絡帳と…」
翔「早く！」
「待って待って」
雅「預かろっか？」
「ちょっと雅紀の方に行ってな？」
雅紀に預けて…少し先生と話す。
そこへ、女の子が…
女「翔君！付き合って！」
翔「嫌だってば！」
女「好きになって！」
翔「無理！」
女「酷いっ！」
翔「酷くない！執拗い！」
あ〜、成程な。この子から逃げたかったのね
雅紀は、翔を降ろし、面と向かわせた状態だ
女「私はこんなに好きなのに！」
翔「俺の友達にも、よく言ってんじゃん！」
女「私は、男の子から愛されてるの！」
勘違い女子？
翔「俺は、何とも思ってない！」
女「酷い、酷すぎるわ！」
Wow…アニメ感半端ない
アニメの見すぎかな？
雅紀の方を見ると苦笑い
女「私と付き合わないなんて…もう！頭に来た！」
翔「執拗い女の子は嫌われやすいんだよ？」
パンっ！
乾いた音が響いた。
女の子が翔を叩いたんだ
「あっ、」
雅「翔！大丈夫か？」
翔「痛いなぁ…」
女「私と付き合わないから！」
翔「暴力女！」
女「付き合って！付き合いなさいよ！」
再び手をあげようとしたので、先生が慌てて止めた
翔の頬は赤かった。
翔「帰る」
「帰ろうな」
翔「アイス食べたい」
「買おうな」
翔「良いの？」
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2021年1月24日 4時
