2匹の目的先(青年期) ページ4
智side
RainとSunが家を飛び出した。
今までこんなこと一度もなかったから…正直焦った
「Rain！Sun！」
和「首輪してるけどっ、はぁ、はぁ」
雅「早くっ、捕まえないとっ！」
潤「何処向かってんの？あの子達はっ！」
走るには限度がある…だがしかし、今家に戻ったら…追い付けねぇ。あ！雅紀と潤を家に戻そう…
「雅紀！家に戻って車取ってこい！潤も行け！俺と和は、あの2匹を追う！」
和「あ、おれぇ？」
雅「分かった！潤行くよ！」
潤「分かった！智にぃ、和任せたよ！」
雅紀と潤は、家方面に猛ダッシュ…
RainとSunのスピードは落ちない…
「何処まで行く気だよっ…ハァハァ…」
和「こっち方面って、隣町じゃん！」
「なんで隣町っ？」
和「知らないよっ」
もう限界って時にプップーとクラクションが聞こえた
ナイスタイミングだよ…本当に
雅「2人とも！乗って！」
和「走らなくて済む…」
「ナイスタイミング！」
潤「あの2匹の方向ってさ…」
和「隣町だね」
そして、数十分後…隣町に着いた…でも、2匹はスピードを落とさない
「どこまで行くんだ？」
雅「こっちの方面ってなんかあった？」
和「廃工場？」
潤「あー、あるある」
「何でそんな場所に行こうとしてんだ？」
その理由は…着いてから分かった…
↓廃工場…翔side
「頼むっ…気付け…やべ、酸欠っぽいw」
吹き続けて1時間…酸素が…
薄れて行く意識の中で車の音、犬の鳴き声が聞こえた気がした…まさか、な。でも、来てくれたって…信じるしか…な、い
↓捕まえたっ！智side
廃工場に着いて、Rain達を捕まえれるっておもって2匹の傍に行くと…誰か、倒れてる？
和「なんか、全裸じゃね？」
潤「露出魔？」
雅「でもさ、なんで懐いてんの？」
確かにそうだ…全く知らない人には行かないし…
怖がりながらも近寄ってみることに…
そこには…ボロボロで、浅い呼吸の翔が居た
「ｯ!?翔！」
和「え、翔ちゃん？」
潤「え？」
雅「きゅ、救急車！」
「翔！翔！大丈夫か？俺の手握れるか？」
俺の呼びかけには応答しない、その代わり弱々しく手を握り返してくれる…意識はある
Sun達は、身体を暖めようとしている
翔「気付いた…良かった。」
智「翔、今、救急車呼んだからな？」
翔は、小さく頷いた…
今の季節は秋…夜は肌寒い
此奴は全裸…取り敢えず、俺の来てたパーカを着せる
下は投げられてた制服を履かせる
翔「最後までっ、〇られちったw」
その言葉を理解するのは早かった…
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2021年1月24日 4時
