【合宿7】 ページ20
侑side
音にびっくりして走った俺らは止まって
少し息を整えた
侑『いやー、今のは心臓に悪いわぁ
ねぇ、たまちゃん先輩____』
振り返ると、たまちゃん先輩がうずくまっとった
怪我、したとかっ！？
俺は焦って先輩に駆け寄る
侑『たまちゃん先輩！大丈夫ですか！？
足くじいたりしまし、、た、、』
先輩の顔を見ると、涙で頬が濡れていた
「あつ、む、、、あかん、、
こわ、いぃ、、、」
俺は思わず先輩の手を引き、
胸の中へ引き寄せた
侑『大丈夫、大丈夫やから
俺が傍にいますよ』
たまちゃん先輩の背中をとんとんと叩きながら
優しく抱き締める
先輩は安心したのか、より一層涙を流して
俺を抱き締め返してきた
子供をあやすみたいに、背中を叩いたり
頭を撫でたりしながら落ち着かせた
落ち着いた先輩は、俺の腕から離れ
恥ずかしそうに言うてきた
「ごめん、、、俺実は、怖いのダメやねん
後輩に情けない姿見せたくなくて
頑張ったんやけど、、、」
__あかん、なんや、むっちゃ可愛いわ
侑『情けなくないですよ
むしろ可愛いです』
その言葉に顔を赤くする先輩
「可愛いとか言うな！恥ずかしいやろ！」
そう言うて、ほら行くで！と立とうとする先輩
「え、、た、立てへん、、、」
腰を抜かしてしまったのか、たてへんくなってた
そんな先輩をまた引き寄せて持ち上げる
「なっ！？！侑、降ろせ！！
立てるから！歩くからおろせぇーーーー！」
抱っこされてるのが恥ずかしいのか、
俺の腕の中で暴れる先輩
侑『ちょ！たまちゃん先輩危ないって！
立たれへんのでしょ！
こういう時は頼ってください』
そう言うと先輩と目が合う
____至近距離で、鼻が触れ合うほどの距離で
たまちゃん先輩はすぐにそっぽ向いて
俺の肩に顔をうずめた
みんなの元に着いた頃には泣いたことで疲れたのか、
この状態で先輩は寝てもーてた
このまま先輩の部屋へいき、布団の上に
優しく降ろす
強くて頼れる先輩が、完璧やと思とったわけやない
けど、あれは不意打ちや
ざわざわする胸に違和感を覚えながら
俺はみんなのおる部屋へと戻った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
気持ちに気づけない侑、
良き！！
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ご飯様ｯ！！ - うぁーーー泣いたぁーーー(T ^ T) (2022年5月11日 17時) (
レス) @page5 id: bdf51dfce1 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ - うおぉー 侑サイコォーーーーー気持ちに気づけない侑ぅーうおぉーーーー (2022年1月23日 23時) (レス) @page21 id: 7dcba327d2 (このIDを非表示/違反報告)
まむ(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！更新頻度は遅いですが、楽しみながら続けていきたいと思います！応援ほんとにありがとうございます！！ (2020年6月10日 22時) (レス) id: b2e6dad995 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 面白いです！続き楽しみにしてます。 (2020年6月9日 16時) (レス) id: d89abf58ed (このIDを非表示/違反報告)
まむ(プロフ) - 澪さん» コメントありがとうございます！そんなふうに言っていただけてほんとにほんとに嬉しいです泣 その言葉がほんとに糧になります。これからも頑張っていきますので、よろしくお願いいたします！ほんとに、応援ありがとうございます！ (2020年5月31日 19時) (レス) id: b2e6dad995 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まむ | 作成日時：2020年5月28日 20時
