男子バレー部のマネージャーはスカートを履かない2【稲荷崎】

【合宿3】 ページ16

まむside

合宿中日

稲荷崎の校内合宿はＧＷに行われるので3泊4日


普段と同じく、みんなが風呂に入った後に

俺は風呂に行く



『はぁ〜、これが至福の時やわ』


俺は根っからの風呂好き

温泉も大好きや


男のフリし始めてからは抵抗があったけど

みんなに打ち明けれたことで

最近は抵抗なく入れてる


自分の癒しが戻ってきたみたいで

嬉しかった


風呂の中で入念にマッサージして

丁寧に体を洗い、風呂を出る


『ええ湯やったなぁ』


そんな独り言を呟いて、着替えを始める



すると、外から鼻歌が聞こえてくる




誰かが飲み物でも買いに来たんやろうと思って

着替えを始めようとした時、ふと不安がよぎる




『俺、鍵閉めたっけ、？』



でも忘れもんもないし、みんな風呂に入ったはず


まぁ、開けられることもないやろ

鍵も閉めたと思うし



そんな思考をめぐらせてたその時______




ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯ






『え』




「え？」





ほぼ裸の俺






お風呂セットを持った侑






2人の目がバッチリ合った






侑「うわぁぁぁぁあ！？！？！？

す、すんません！！！！！」




いつぞやとは異なり

侑は反射でドアをピシャッとしめた









『デシャヴ、、、？』









すぐに着替えを終えてドアを開ける



すぐ側にあった自販機の横のベンチでうなだれる

侑に声をかける



『あ、侑、あの』


侑「す、すんません！！

1度やなくて2度もこんな、」


慌てて謝る侑は本当に反省してるようで

凄くしょぼくれて、顔を真っ赤にして謝ってきた


『いや、これは俺が悪いわ

みんなが入ったこと確認せんかったし

鍵もかけ忘れとったし、、、


あー、、粗末なもん見せて、ごめんな？』


そう言うてヘラっと笑う


侑「全然粗末やないです！！！」




、、、わぁ〜ぉ、その切り返しは予想外



俺は柄にもなく赤面する


侑「あっ！す、すんませんほんと、あの、あ！

ふ、風呂！！風呂はいってきます！！！」


バタバタと走っていく侑を見ながら、

その場で立ちつくす




顔が熱い____


俺は飲み物を買って足早に部屋に戻った



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
侑side


またやらかしてもーた


頭を抱えてうずくまる



たまちゃん先輩の姿を思い出して、また顔が熱くなる




侑『女の裸なんて見なれとるはずやのに』




こんなにもドキドキすんのは、なんでや？






(見慣れてる発言は完全に作者の偏見です笑)

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