【過去2】 ページ2
まむside
椿のおかげで、うちはまた楽しく
バレーを続けられてた
そんな椿は、最近元気がない
『椿？どーしたん、なんかあったん？』
椿「えー？なんもないで笑
誰かさんのせいで気疲れしとるわ〜」
そんな冗談も言うてくる
うちの思い違いかなーて思って気にしてへんかった
ある日の部活終わり
うちがモタモタしとって、先に出た椿は
校門前で待っとるって言うて出た
少しあとに部室を後にして校門に出ると
椿が、おらん
待っとる言うとったしなー、どこいったんやろ？
キョロキョロ周りを見ると、椿がおった
_____男に腕を掴まれて叫ぶ椿が_______
その姿を見た瞬間、身の毛がよだつ
『椿！！！！！』
叫んで、うちは走った
今までで1番の速度で
男は、慌てた顔で椿を連れていこうとした
『椿を離せぇぇえ！！！！！！』
追いついたうちは、その男を全力で殴った
手のことなんて、微塵も気にしてなかった
バレーよりも、大事な人やったから
必死すぎて気づかんかったんや
後ろにもう1人、男がおることを
うちは、二人の男に殴られ蹴られ
ボッコボコやった
中学生の女子と成人男性2人
力の差は明らかやった
それでもうちは、叫び続けた
男らに頭を殴られ、叫んでたうちも
次第に意識が遠のく
連れていかれる椿に手を伸ばした
その手は空を切って、落ちた
その時の椿の
絶望した泣き顔が
脳裏にこびりついて、離れんかった_____
目が覚めるとそこは病院
目の前にはおかんの泣いとる顔があった
『つばき、は、、、？』
第一声は、親友の名前やった
そのあとの椿がどうなったかは
口に出せへん、仕打ちやった____
でも、うちが叫び続けたことで
目撃証言もあり、犯人は捕まった
椿は生きとった
それだけが救いやった
でも、あの日から
椿はうちの前から姿を消した
私の中の椿の記憶は
あの絶望した
椿の泣き顔が最後やった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ご飯様ｯ！！ - うぁーーー泣いたぁーーー(T ^ T) (2022年5月11日 17時) (
レス) @page5 id: bdf51dfce1 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ - うおぉー 侑サイコォーーーーー気持ちに気づけない侑ぅーうおぉーーーー (2022年1月23日 23時) (レス) @page21 id: 7dcba327d2 (このIDを非表示/違反報告)
まむ(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！更新頻度は遅いですが、楽しみながら続けていきたいと思います！応援ほんとにありがとうございます！！ (2020年6月10日 22時) (レス) id: b2e6dad995 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 面白いです！続き楽しみにしてます。 (2020年6月9日 16時) (レス) id: d89abf58ed (このIDを非表示/違反報告)
まむ(プロフ) - 澪さん» コメントありがとうございます！そんなふうに言っていただけてほんとにほんとに嬉しいです泣 その言葉がほんとに糧になります。これからも頑張っていきますので、よろしくお願いいたします！ほんとに、応援ありがとうございます！ (2020年5月31日 19時) (レス) id: b2e6dad995 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まむ | 作成日時：2020年5月28日 20時
