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「あの、リーさん…遅れてすみません。」
私が来てから少し遅れて、ピーターはシェルターのキッチンに入ってきた。
「また遅刻だよ。」
「ごめん。…ほら、ヒーローは遅れてくるでしょ?」
「ヒーロー?…もう少しマシなジョークにしてよ。」
(ヒーロー…か、そういえばピーターの声とスパイダーマンの声って似てる気がするんだけど気のせいかな?)
「ごめん…、どうしても外せない用事があって。」
でも、もしピーターがスパイダーマンなら遅刻するのも無理がないのかもしれない。
「その言い訳なら聞き飽きた。」
「ほらほら、それぐらいにして。君にはお願いしたいことがあるんだ。準備が終わるまで彼女の気をそらしといて。」
リーさんはピーターにメイおばさんの気を逸らすようお願いし、ピーターはそのままメイおばさんの所に向かったのだった。
「ピーター、ああいうの苦手だけど大丈夫かな?」
「彼なら大丈夫だ、信じよう。さ、彼女が気づく前にケーキを台に移そうか。」
「はい。」
ピーターが時間稼ぎをしている間に、私とリーさんは着々と準備を進めた。
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作者名:ひじり若葉 | 作成日時:2023年1月22日 11時