蜘蛛は蜂を狩るか、狩られるか【スパイダーマン】 (ページ19)

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布団を敷き終えた所でピーターがアパートに到着した。
ドアを開けると、申し訳なさそうな表情のピーターが立っていた。

「入って。」

「失礼します…。」

「急だったから何のおもてなしも出来ないんだけど…とりあえずこれ持ってシャワー浴びて来てくれる？」

前にハリーと化学について泊まり掛けで話し合おうって言ってて用意していたセットをピーターに渡した。
結局、お互い忙しくてそんな事する暇は無かったのだが…。

(たまーに臭う時があるから、多分シャワーを浴びる時間もないんだろうなぁ…。)

「あー、ごめん。臭い？」

「汗、かいてるみたいだから。」

「実は一仕事終えた後なんだよね。…ありがとう、入ってくるね。」

(デイリービューグルの記事のことかな。)

デーモン、彼らは一体何者なのだろうか？
街を襲う姿はよく見かけるが、未だに彼らと戦ったことがない私は底知れぬ危機感を覚えた。

ピーターがシャワーを浴びている最中、念の為余計なものが目に入らぬよう、Ms.honeybeeだとバレないように部屋の隅々までチェックした。
元々ヒーロースーツやその他諸々は別の部屋に隠してあり、必要な時にしか取り出さないようにしているので見つかるはずはないと思う。
しかし、私は自分の人形とかそういうのは部屋に置いておくタイプだから…そう言うので悟られないといいんだけど。

(MJにはまだバレてないことだし…多分大丈夫？)