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220話 ページ10

イノ「他の街に住む諸君。今のはほんの挨拶代わりだ…
日食の日には……全ての街で同様のことが起こる。
賢明な判断をすることだな…」


不気味な笑みを浮かべながらそう告げると映像はそこで切れた。
世界中の民が消えた街を見て絶望する。


「お……終わりだ……
魔法界の秩序の象徴である神覚者様たちまでこうも簡単に……」

「まだ死にたくない……」

レ「ギャアアアアア!!!!
まだ!!まだ私の人生にはマッシュくんとの結婚が
ひかえているのに!!
イヤアアアアアアアアア!!!!!」


レモンもまた、泣き叫んでいた。
一方で、無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の攻撃が
降り注いだ街の者は全滅、そう思われていた。
しかしそんなことはなかったのである。


「攻撃が直撃する寸前、
ライオは光の剣によって攻撃をこま切れにし、
それを街の人々に当たらぬよう振り分け被害を最小に抑えた。
相も変わらず120点満点の男、ライオ・グランツ。
顔も良ければ性格も良い。
頭が良いだけではなく世界で1番強くて男前で……」


と、ライオ本人がナレーションをする。


『(……自分でナレーションしとる…)』

市「でもそんなライオ様が好き!!」

ライ「だろォ?」


そんなやり取りを眺めながら少女はライオの元へと近寄った。
すると、ライオが指を鳴らして少女を指さし言う。


ライ「君も男前だったぞ!!」

『え?』

ライ「攻撃が降り注いだ時、
固有魔法で防御して周辺の市民たちを守っただろう!!
あれのおかげでたくさんの市民が助かった!
ナイスだったぞ!!」

『あ、はい、良かったです…?』

市「ありがとうな!!嬢ちゃん!!」

『い、いえ…そんな大したことは……』


少女が感謝を述べてくる市民の対応をしている一方で
ライオは考え込んでいた。


ライ「(にしても想定以上の敵の火力だな…
敵の内情が全く分からないのは非常にまずい……
こんな時に敵の下っ端なんかを捕えられれば
more betterなんだが……)」


ライオがふと顔を上げると
瓦礫に押しつぶされた一人の男が目に入る。
それは神覚者候補選抜試験の際に
無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)とともにイーストンを襲来した
セル・ウォーだった。


ライ「………」


ライオが何かを見つめているのに気づいた少女は
セルの方を向く。


『(……なんで敵の幹部的な人が
こんなとこで瓦礫に押しつぶされてるんだろ…)』

『……とりあえず縄作ります?』

ライ「頼む」

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設定タグ:マッシュル , MASHLE , ランス・クラウン   
作品ジャンル:アニメ
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あかり(プロフ) - おひなさん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます🙇‍♀️更新遅くてすみません…!!今後も楽しんでいただけるよう励みますので気長に待っていただけると有難いです!今後もよろしくお願い致します!! (4月19日 3時) (レス) id: abcaf26375 (このIDを非表示/違反報告)
おひな(プロフ) - すっごい面白くて一気読みしました!!更新楽しみにしてます(*ˊ˘ˋ*) (4月16日 22時) (レス) @page40 id: b79df793ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかり | 作成日時:2024年4月1日 19時

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