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48話 ページ6

少女は咄嗟に飛び出していた。
そして、ランスに抱きつく形で、ランスと刃物の間に割って入る。
刃物はそのまま少女の背中から腰にかけて切り裂いた。


『ッ…!!!』

ラ「おま、なにしてッ…!」


少女が勢いよく飛びついたためか、
2人は地面に倒れ込んだ。


ラ「おい…!大丈夫か!?」

『……へいき。そんなに深くないから。』

ラ「そういう問題じゃないだろう…!?」

死「やはり、そうすると思ったよ…。
さぁ、2人まとめて殺してやろう。」


死刑囚は畳み掛けるように、再び攻撃を仕掛けようとした。


『…させるわけないでしょ。
メモリート


少女は茨をつくりだし、死刑囚を絞めあげる。
その際、死刑囚に杖を手放させることに成功したのだった。


死「くそ、杖が…!まだ魔法を使う余裕があるのか…!」

『…これで、ほぼ勝負はついたよね……。』

ラ「おい、本当に大丈夫なのか!?」

『そこまで深くないから平気だってば…。』


実際、少女の言う通り、そこまで深く切られたわけではなかった。
しかし、血はローブにまで滲んでしまっている。


死2「おいおい、俺の存在を忘れてねぇか?」

ラ「チッ……!
グラビオル!」


先程までランスの魔法によって動きを止められていた
もう1人の死刑囚が再び動き出し、2人に攻撃をしようとした。
ランスは、少女を抱き寄せながら対応する。
ランスと死刑囚の攻防が続く中、
死刑囚の攻撃が2人に届きそうになった。
しかし、着信音のような音によって、その攻撃は中断された。


『(……なに…?)』

死2「チッ!時間かよ!」

ラ「時間、だと…?」

死2「呼び出しが入っちまったんでなァ、今回はここまでだ。」

『…逃がすとでも?』

死2「逃げさせてもらうぜ。てめぇらの命とらずに帰ってやるんだ。
無駄なことはしないことをおすすめするがな。」


そう言うと、その死刑囚は茨に囚われたもう1人の死刑囚を連れ
暗闇の中へと消えていった。

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設定タグ:マッシュル , MASHLE , ランス・クラウン   
作品ジャンル:アニメ
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あかり(プロフ) - MUZUKIさん» 初めまして!コメントありがとうございます🙇‍♀️貴重なご意見ありがとうございます!参考にさせて頂きます! (2月21日 18時) (レス) id: abcaf26375 (このIDを非表示/違反報告)
MUZUKI(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。小説の内容についてですが、こちらの作品でアニメ化されていない部分までとても見てみたいため、ぜひそこまで更新していただけたらと思います!! (2月20日 23時) (レス) @page13 id: a8533ba18a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月17日 12時

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