86話 ページ48
『えぇ……。』
ド「2度目やん…。」
レ「元気出して、マッシュくん…。」
ラ「何度やってもこのマスに止まるな…。」
フ「てか、スゴロクにゲームオーバーとかあるんだ……。」
皆がマッシュにかける言葉が見当たらず困り果てる。
マ「ちょっと外の空気吸ってくる…。」
そう言うと、マッシュは家の外へと出ていった。
ド「マッシュ……。」
レ「マッシュくん…。」
ド「やっぱいつも平静を装ってるけど
内心気が気じゃないんだな……。」
フ「そりゃそうだよ…。何も悪いことはしてないのに……。」
レ「私だったらきっとこの社会を恨み続けちゃいますよ…。」
『……大丈夫かな。』
皆がマッシュを心配している一方で、
当のマッシュは森を駆け抜け、懐から限定シューを取り出していた。
マ「ふう…。ここまで来ればもうバレない…。」
マ「みんながいたらこの限定シューが
少ししか食べられないからね……。」
マ「?」
直後、物音が聞こえたため、
マッシュはその方向へと近づく。
そこには依然戦いを続けているマカロンとレインがいた。
マ「!」
レインはマカロンに、
普通なら魔法が使える者を羨み、生まれたことを後悔し、
この世界を恨んでも仕方ない状況にあるにもかかわらず、
自身の運命に抗っているマッシュのことを伝える。
そして最後に、お前らのような汚ねぇ連中には
分からねぇだろうがなと付け加えた。
それに対しマカロンは興味が無いと告げる。
さらにマカロンが攻撃を仕掛けたその時………。
レイ「サモンズ
そう唱え、レインは杖に宿る神の力を呼び覚ました。
レイ「詰みだ。」
ただ一言、そう告げるとレインは更なる攻撃を仕掛ける。
レイ「ブラックパルチザン」
マカロンは咄嗟に防御しようとするが、
ブラックパルチザンの威力は絶大で、地面が割れる。
その衝撃で発生した土煙が晴れると、マッシュはレインに近寄った。
マ「あの…、なんか、ありがとうございます…。」
レイ「なんのことだ。
俺はこの森でうさぎと戯れていただけだ。」
マ「…やっぱ好きなんだ…、うさぎ…。」
少し気の抜けた空気になると、
レインはマッシュに話しかけた。
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あかり(プロフ) - MUZUKIさん» 初めまして!コメントありがとうございます🙇♀️貴重なご意見ありがとうございます!参考にさせて頂きます! (2月21日 18時) (レス) id: abcaf26375 (このIDを非表示/違反報告)
MUZUKI(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。小説の内容についてですが、こちらの作品でアニメ化されていない部分までとても見てみたいため、ぜひそこまで更新していただけたらと思います!! (2月20日 23時) (レス) @page13 id: a8533ba18a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月17日 12時