85話 ページ47
『ありがと。』
フィンにお礼を言うと、少女はサイコロを振った。
『えーっと、48…。
………婚約者と結婚して…御祝儀を貰う………』
レ｢結婚！？｣
フ｢1ターン目で結婚とかあるんだ…。｣
『ね……。
(……それが嫌なんだが。)』
ラ｢…………。｣
『…はい、マッシュ。』
少女はもやもやとした思いを抱えつつも、
次の順番のマッシュにサイコロを渡した。
マ｢よし、じゃあ次は僕だね。98っと……。｣
マ｢えーっと…、魔法が使えないことがバレて処刑、
ゲームオーバー…｣
さらに、マッシュの駒の首は取れて転がっていく。
少しの沈黙の後に、笑いが起こる。
ド｢アハハハハハ！ゲームオーバーって！！｣
ド｢………笑うしかねぇ、笑うしかねぇよ…！！！｣
大量の涙を流しながらそう言うドットの横で、
レモンはブチ切れ、ランスはグラビオっていた。
レ｢なんじゃあ！このスゴロクは！！｣
ラ｢グラビオル、グラビオル、グラビオル、グラビオル…｣
レ/ド｢やったろやないかい！やったろやないかい！！
やったろうやないかい！！！！｣
『まぁまぁ…。』
皆のそんなやり取りを見ながらフィンは黙り込んでいた。
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フ｢きっと続きますよ。｣
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レイ｢言葉とは行動して初めて本当の意味を持つ。
行動して事を成さなければ言っていないのと同じだ。｣
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フ｢……続けさせなきゃ…。｣
先程自身の言った言葉や
かつて兄の言った言葉を思い出しながら
そう呟いたのだった。
『と、とりあえずもう一回やってみない？
なんか変わるかもしれないし…！』
少女は皆を落ち着かせるためにそう提案する。
ド｢そ、そうだな！！もう1回やってみようぜマッシュ！！｣
レ｢はい、サイコロです！マッシュくん！！｣
マ｢ありがとう…。｣
少し落ち込み気味に見えるマッシュは
レモンからサイコロを受け取り再び振った。
そして……………。
再び同じマスに止まる。
マ｢魔法が使えないことがバレて処刑……｣
今度はマッシュの駒の頭が爆散した。
呆然としながらマッシュは駒を見つめる。
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あかり(プロフ) - MUZUKIさん» 初めまして！コメントありがとうございます🙇♀️貴重なご意見ありがとうございます！参考にさせて頂きます！ (2月21日 18時) (
レス) id: abcaf26375 (このIDを非表示/違反報告)
MUZUKI(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。小説の内容についてですが、こちらの作品でアニメ化されていない部分までとても見てみたいため、ぜひそこまで更新していただけたらと思います！！ (2月20日 23時) (レス) @page13 id: a8533ba18a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2024年2月17日 12時
