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47話 ページ5

少女の呪文によって生まれた炎が死刑囚に襲いかかる。


死「…お前、一体どんな固有魔法を…。」

『私の固有魔法は記憶しているものを具現化できる。
ただ見ただけとかだと、本物とは程遠いものになっちゃうけど
構造とかをしっかり記憶できてれば本物同然のものを作れる。
まぁ、動物とかは無理だけどね。』

死「……底が知れないな。」

『それはどうも。悪いけど、重ねて攻撃させてもらうよ。』

メモリート

死「!」


再び呪文を唱えた少女がつくりだしたもの……………。
それは、先程まで死刑囚が飛ばしていた刃物だった。


死「まさか…、それは私の……。」

『そ。
さっき腕に刺してくれたおかげで、どんなものかよく分かったし
せっかくだから作らせてもらったよ。』

『自分の刃物の攻撃を食らって…、今まであんたが殺してきた人が
どれだけ痛い思いをしたか味わってみればいいんじゃない?』


そう言い、少女は死刑囚に向けて刃物を飛ばす。
防ぐ術のない死刑囚に刃物がかすった。


死「全て刺せば倒せていたものを…。」

『私はあんたみたいなクズになりたくないんでね。
そんなことしない。』

死「せっかくのチャンスを棒に振るとは…、愚かな奴だ。」


死刑囚は引き下がる気は微塵もないようで、再び杖を構える。


『(……結局まだやるのか。気絶させるしかないか…?)』


少女がふと、ランスの方を見ると、
ランスも優勢であると言えるような状況であった。


『(あいつの方も問題なさそうだな。)』

死「フッ…。」

『何笑ってんの?』

死「ブレードルス


死刑囚は先程までとは違い、
巨大な1本の刃物をつくり飛ばそうとする。
少女は杖を構え、防御のために魔法を使おうとしたが、
おかしな点に気づく。


『(…こっちを向いてない……?)』

『…!まさか…!!』

死「気づいたか?」


そう言うと、死刑囚は刃物を飛ばす。
その切っ先はランスの方を向いていた。


『ランスッ…!!!』

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設定タグ:マッシュル , MASHLE , ランス・クラウン   
作品ジャンル:アニメ
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あかり(プロフ) - MUZUKIさん» 初めまして!コメントありがとうございます🙇‍♀️貴重なご意見ありがとうございます!参考にさせて頂きます! (2月21日 18時) (レス) id: abcaf26375 (このIDを非表示/違反報告)
MUZUKI(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。小説の内容についてですが、こちらの作品でアニメ化されていない部分までとても見てみたいため、ぜひそこまで更新していただけたらと思います!! (2月20日 23時) (レス) @page13 id: a8533ba18a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月17日 12時

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