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74話 ページ36

結局ドットとマッシュは普通の格好に着替え、
ランスも元通りシャツのボタンを止めて
妹がプリントされたTシャツを隠した。
皆の準備が整ったところでようやく5人は遊びに行くのだった。


ド「マーチェット通りには有名な遊びがあんだよ、ほらあれ。」


ドットの指さす方を見てみると、
何やらコアラにくしゃみをさせてダーツをしていた。


ド「くしゃみコアラのダーツです。
くしゃみコアラは鼻水が固形化するから
こよりを使ってくしゃみをさせ鼻水でダーツするんだ。」

フ「へぇー、面白そう。」

マ「やってみよう。」


早速マッシュがコアラの近くへ歩み寄る。
そして、くしゃみをさせようとこよりを使う。


ド「まぁ初心者には的に当てることすら難しいけど。」


ドットがそう言っていると、
どうやらくしゃみをさせることができたようで
くしゃみコアラのくしゃみが聞こえてきた。
直後、ドットのおでこに固形化した鼻水が突き刺さる。


フ「…!!」

『うわ』

『(何でコアラは正面向いてるのにこっちに飛んでくるんだろ…。)』

マ「ごめんドットくん。」

ド「……ツッ」

フ「………。」

ド「まぁ…、まぁ…、初めてだしな…。」


額を抑えながらそう呟いたドットはマッシュの元へ向かう。


ド「俺が手本見せてやるよ。」


そう言うと、ドットはマッシュと交代し、
再びくしゃみコアラにくしゃみをさせようとする。
すぐにくしゃみをさせると、
固形化した鼻水は何故か再びこっちに飛んできて
今度はマッシュの額に突き刺さった。


フ「うわぁ!?」


少しの無言の後、
マッシュは固形化した鼻水が
突き刺さった自分を見ながら笑うドットに飛びついた。


ド「飛びつき腕十字!?」

ド「面白ぇ!ケンカだコノヤロウ!!」


威勢よく言ったドットであったが、
数秒もしないうちに音を上げる。


ド「ぐぬぬ……、ギブ…」

『いや早。』


無言でその様子を見ていたランスが
少女とフィンに声をかけた。


ラ「行くぞ。」

フ「…うん。」

『…そうだね。』


3人は未だに続けている2人に背を向け
再びマーチェット通りを歩き始めるのだった。

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設定タグ:マッシュル , MASHLE , ランス・クラウン   
作品ジャンル:アニメ
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あかり(プロフ) - MUZUKIさん» 初めまして!コメントありがとうございます🙇‍♀️貴重なご意見ありがとうございます!参考にさせて頂きます! (2月21日 18時) (レス) id: abcaf26375 (このIDを非表示/違反報告)
MUZUKI(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。小説の内容についてですが、こちらの作品でアニメ化されていない部分までとても見てみたいため、ぜひそこまで更新していただけたらと思います!! (2月20日 23時) (レス) @page13 id: a8533ba18a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月17日 12時

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