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72話 ページ34

少女が302号室に着くと、
部屋の主のマッシュやフィンはもちろん、
ランスやドットもいた。


『やっぱり皆ここにいた。』

マ「Aちゃん。」

『けど、レモンちゃんいないんだね。
ここにいると思ったんだけど。』

フ「うん、来てないよ。
というか、Aちゃんと一緒にいるのかと思ってた。」

『私はちょっと用があって別の所行ってて…。
その帰りに302号室(ここ)に寄ったって感じかな。』

ラ「何かあったのか?」

『え、あ、いや別に……。』


ランスに話しかけられ動揺したためか、
少女は少しぎこちなく答えた。


『(平静、平静で……。バレたら終わる……。)』

ラ「A?」

『な、なんでもないよ!それより何話してたの?』

ド「マッシュが昨日魔法局に呼び出されたから
何があったのか聞いてたんだ…!」

『そういえば……。大丈夫だったの?』


そして、少女の問いにマッシュが口を開いて答え始める。
マッシュが魔法局に呼び出された理由_____
それは、魔法不全隠匿について尋問を行うためであった。
その尋問の最中、無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)からの使いが送られたことで
マッシュが無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の大きな手がかりになると考えられ、
本来ならば即死刑のところを猶予が与えられたのだという。
さらにその際、神覚者の1人から
神覚者の監視の下で行動すること、
無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)に相応しいか実力を示すために
今年の神覚者候補になることが条件として提示されたそうだ。


マ「_____ということがあった訳ですよ。」

フ「…そんな危ない組織と関わらなきゃいけないなんて……。」

ラ「………お前魔法が使えなかったのか。」

『(まぁ確かに所々、魔法……?って思う時はあったけど。)』

マ「……そういえばAちゃんも…」

『な、なに!?』

マ「声でか」

ラ/フ「?」


大声でマッシュの話を遮った少女を
ランスやフィンが不思議そうに見つめていると、
それまで黙っていたドットが口を開く。


ド「……そうか。
じゃあ、遊びに行くか。」

フ「!?」

『え?』


このドットの提案により、
少女たちはマーチェット通りへと繰り出すこととなったのだった。

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設定タグ:マッシュル , MASHLE , ランス・クラウン   
作品ジャンル:アニメ
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あかり(プロフ) - MUZUKIさん» 初めまして!コメントありがとうございます🙇‍♀️貴重なご意見ありがとうございます!参考にさせて頂きます! (2月21日 18時) (レス) id: abcaf26375 (このIDを非表示/違反報告)
MUZUKI(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。小説の内容についてですが、こちらの作品でアニメ化されていない部分までとても見てみたいため、ぜひそこまで更新していただけたらと思います!! (2月20日 23時) (レス) @page13 id: a8533ba18a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月17日 12時

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