検索窓
今日:61 hit、昨日:94 hit、合計:124,161 hit

71話 ページ33

夜通し続いた恋バナから2日後……。
少女は校長のウォールバーグに呼び出されていた。


『(私なんかしたっけ……。怖すぎる…。)』


少女がここ最近の言動を思い返していると、
ウォールバーグが口を開く。


ウ「突然呼び出してすまなかったのう。
A・フライハイトよ。」

『いえ…。……私、何かやらかしました?』

ウ「安心せい、怒るために呼び出したわけではない。」

『(良かった……。)』

『それでは……、私に何か御用でしょうか?』


少女はウォールバーグに恐る恐る尋ねた。


ウ「昨日、マッシュ・バーンデッドが
魔法局に呼び出されたのは知っておるかな?」

『……そういえば。
(パーティーがお開きになる前に何かフクロウが届けに来たっけ。)』

ウ「その際に、無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)が使いをよこしたのじゃ。」

無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)…。』

ウ「魔法局、そしてワシと長きに渡る因縁がある危険な組織じゃ。
その無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)
記憶しているものの具現化という固有魔法を持つ者に
興味があるという文言を残しておってな。」

『!』

『……つまり、私のことだと?』

ウ「そうじゃ。
ただ興味があると言っていただけじゃったが、
その組織に目をつけられているということだけは
伝えておかなければならないと思ってのう……。」

『……なるほど。』


少女は少し考え込んだ。
そんな少女を見てウォールバーグが再び口を開く。


ウ「……不安じゃろう。」

『……まぁ。
でも……、それこそマッシュや皆がいるので平気です。』

ウ「……そうか。
お主が良い方向に成長しておって安心したぞ。」

『…ありがとうございます?』

ウ「フォッフォッフォッ。
突然呼び出してすまなかったのう。」

『いえ、教えてくださりありがとうございました。』


笑いながら送り出してくれるウォールバーグにお辞儀をして
少女はその場を後にした。


『(でも、こんなこと言ったら皆に心配かけちゃうかな…。
今は黙っといた方がいい……?)』


そんなことを思いながら、とりあえず皆の所に行こうと考え
少女は皆がいるであろう302号室へと向かったのだった。




✧••┈┈┈┈┈┈••✧✧••┈┈┈┈┈┈••✧
無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)に狙われている設定にしたかったので
かなり無理やりねじ込んでます。
何卒ご理解をお願いします🙇‍♀️

72話→←70話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (90 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
231人がお気に入り
設定タグ:マッシュル , MASHLE , ランス・クラウン   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あかり(プロフ) - MUZUKIさん» 初めまして!コメントありがとうございます🙇‍♀️貴重なご意見ありがとうございます!参考にさせて頂きます! (2月21日 18時) (レス) id: abcaf26375 (このIDを非表示/違反報告)
MUZUKI(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。小説の内容についてですが、こちらの作品でアニメ化されていない部分までとても見てみたいため、ぜひそこまで更新していただけたらと思います!! (2月20日 23時) (レス) @page13 id: a8533ba18a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あかり | 作成日時:2024年2月17日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。