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70話 ページ32

レ「それならAちゃんは
ランスくんがなんて言ったから照れたんですか?」

『え』

レ「さっき言ってましたよね!」

『あー…………、うん…。』

レ「ランスくんはなんと!?」


レモンの圧に少女は口を開かざるを得なかった。


『えっと……その…、経緯は色々とあるんだけど……。』

『……俺がお前を守る、って…。』


少女は段々と声が小さくなりながら顔を赤くしてそう答える。
少しの沈黙の後、レモンは叫び声をあげた。


レ「えぇーーーー!?!?」

『ちょ、レモンちゃん!声、声!』

レ「あ、す、すみません。
え、ほんとにランスくんがそう言ったんですか…!?」

『……うん、一応…。』

レ「(それはもうランスくんも
Aちゃんを意識しているのでは……?)」


レモンはそう考えたが、
少女にそう伝えてもそんなわけないと言うだろうと思い
場を明るくしようとしている少女を気づかって口には出さなかった。


レ「それにしても……、
そんなこと言われたらときめいちゃいますね…。」

『だ、だよね!?』

レ「それは流石にずるすぎます!」

『そうだよね…!?』

レ「ランスくんイケメンな上にそんなことをさらっと言うなんて…。
怖いですね……。」

『そうなんだよ…!分かってくれる…!?』

レ「分かります!
私もマッシュくんにそんなことを言われたら……。」


レモンは恍惚とした表情で、妄想を始める。
そんなレモンを少女は必死に止めにかかった。


『待ってレモンちゃん……!』

レ「マッシュくんってば…!!」

『え、もう手遅れ!?』


その後、少し時間はかかったものの、
レモンを妄想から引き戻すことのできた少女はレモンに尋ねる。


『レモンちゃんは
マッシュにしてもらって嬉しかったことってある?』

レ「マッシュくんなら何をしてくれても嬉しいです!」

『いやそれはそうだろうけど。』

レ「最近だと……。
この前レアンに捕まってしまった時なんですけど…、
気がついたらマッシュくんにお姫様抱っこされてたんです…!」


レモンは少し恥ずかしそうではあったが、嬉しそうにそう言う。


『お、お姫様抱っこ…!?』

レ「そうなんです……!」

『お姫様抱っこなんて、女の子の夢じゃん…!
いいなぁ。』

レ「…ランスくんにして欲しいですか?」


レモンはニコニコとしながら少女にそう問う。


『……して欲しい、かも…。』


少女は赤面しながら答える。
そんな少女を見てレモンはそうですよねと嬉しそうに言った。





そこから恋バナは盛り上がり、結局本当に夜通し話していたのだった。

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設定タグ:マッシュル , MASHLE , ランス・クラウン   
作品ジャンル:アニメ
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あかり(プロフ) - MUZUKIさん» 初めまして!コメントありがとうございます🙇‍♀️貴重なご意見ありがとうございます!参考にさせて頂きます! (2月21日 18時) (レス) id: abcaf26375 (このIDを非表示/違反報告)
MUZUKI(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。小説の内容についてですが、こちらの作品でアニメ化されていない部分までとても見てみたいため、ぜひそこまで更新していただけたらと思います!! (2月20日 23時) (レス) @page13 id: a8533ba18a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月17日 12時

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