46話 ページ4
ラ「どっちとやる?」
『あの刃物持ってる奴でいいよ。』
ラ「分かった。じゃあ俺はあのでかい方をやる。」
『おっけー。……気をつけてね。』
ラ「言われなくとも。」
2人はそれぞれ、戦いを始める。
死「お前が私の相手か。
お前には悪いが、女だからといって手を抜くつもりは無い。」
『その方がむかつくから、手を抜いてもらわなくて結構。』
死「まさか私に勝つつもりでいるのか?
私は何人もの強力な魔法使いを殺した死刑囚だ。
まだまだ卵のお前が勝てる可能性など0に等しいと思うが。」
『おしゃべりしてる時間がもったいないから始めていい?』
死「大層な自信があるようだな。いいだろう。」
死刑囚のその言葉を皮切りに、お互いに杖を構えた。
死「ブレードルス」
『(刃物を飛ばす魔法か…?)』
少女に向けて無数の刃物が飛んでくる。
『 メモリート!!』
少女は透明な盾を作り、刃物をはじく。
死「それで防いだつもりか?」
『!』
何本かの刃物が盾にあたる前に方向転換し、少女に向けて飛ぶ。
そして、そのまま少女の杖を持つ右腕に突き刺さった。
『いっ……!』
死「今度は腕だけでは済まないぞ。」
そう言うと、
死刑囚は先程の数倍の刃物を少女に向ける。
死「命乞いをするのなら、少しは考えてやるが。」
『……するわけないでしょ。』
死「そうか…。ならば死ね。」
少女に大量の刃物が一斉に襲いかかった。
『…メモリート』
死「先程のような盾では防げな…。(盾を作っていない…?)」
『上よ。』
死「!?」
『自由自在に動くとしても…。
何かしらの空間の中に入ってしまえば、意味がないでしょ?』
対峙する2人の頭上には、
少女によって作り出された巨大な箱のような物体が浮いている。
『これであんたごと閉じ込めさせてもらう。』
死「チッ…!」
死刑囚は間一髪かわしたものの、
勢いよく落とされたその箱の中に、
先程少女に向けられていた刃物が封じ込められた。
『その箱、強度はそれなりにあるし、重いから
今中に入ってる刃物を取り出すのは難しいと思うよ。
なんなら、この箱の中に私が入っちゃえば
あんたの攻撃は届かないと思うけど。』
死「……。」
『それじゃ今度はこっちが攻撃しかけていいよね?』
『メモリート!』
少女は反撃を始めた。
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あかり(プロフ) - MUZUKIさん» 初めまして!コメントありがとうございます🙇♀️貴重なご意見ありがとうございます!参考にさせて頂きます! (2月21日 18時) (レス) id: abcaf26375 (このIDを非表示/違反報告)
MUZUKI(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。小説の内容についてですが、こちらの作品でアニメ化されていない部分までとても見てみたいため、ぜひそこまで更新していただけたらと思います!! (2月20日 23時) (レス) @page13 id: a8533ba18a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月17日 12時