64話 ページ26
今考え込んでも分からないと思ったのか、
少女は話を切り上げようとする。
『か、会場の準備できたんだよね！』
フ｢う、うん。大体は……。｣
『じゃあ盛り付け終わってるものちょっとずつ運ぼう…！』
レ｢あ、Aちゃん！逃げちゃダメです！｣
『逃げてなんかないよ…！そういうのじゃないって！！』
レ｢……じゃあ後でゆっくりお話しましょう！｣
『え』
レ｢確かに今はパーティーの準備をしなきゃですよね！
後で2人でたくさんお話しましょうね！｣
『……はい。』
逃げられないと悟った少女は頷きながら返事をしたのだった。
そして、完成した料理を302号室へと運び終え、
パーティーが始まろうとしていた。
対レアン寮祝勝パーティーにもかかわらず、
何故かレアンのトップ2も同席している状態で。
『(……なんでレアンの人がいるんだろう。
レアンに勝った記念のパーティーじゃなかったっけ。)』
マ｢レアンの
後は神覚者に選ばれるのを待つだけですな…。｣
ド｢モゴーー！！！！！｣
レ｢後ちょっとですね！問題は山ほどあれど…！｣
『(いや、山ほどあるならやばくないか。)』
少女がそんなことを思っていると、
フィンが恐る恐るレアンのトップ__アベルの方を見ていた。
『(やっぱ気になるよな……。なんか雰囲気怖いし。)』
すると、アベルは自身の懐を探り始める。
少女やフィンが身構えていると……
トランプを取り出したのだった。
フ｢なっ！｣
アベ｢トランプ持ってきたけど一応。｣
『(うわぁ…。パーティーする気満々だ……。)』
アベ｢君たちと馴れ合う気はないが、
アビスの快気祝いも含め、僕も空気を読もう。
上に立つ者の務めだ。｣
フ｢(なんか言われるとやだな！！)｣
『(……フィン、もうつっこんじゃえばいいのに。)』
続けて、アビスも口を開いた。
アビ｢ちなみにアベル様以外がゲームに勝ってしまった場合
…………殺します。｣
フ｢(全然楽しめねー！！！)｣
『こわ』
そんな物騒なことを言うアビスに
お茶のポットを手にしたレモンが近づき声をかける。
レ｢そんな怖いこと言ってないで、お茶でも。｣
アビ｢え、あっ……、えっ、あ、うん……。｣
すると、アビスは突然しどろもどろになり震え始める。
レ｢？｣
アビ｢アリガ、アリガ、アリガトウゴザイマス｣
そしてカタコトのお礼を言い、吐血した。
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あかり(プロフ) - MUZUKIさん» 初めまして！コメントありがとうございます🙇♀️貴重なご意見ありがとうございます！参考にさせて頂きます！ (2月21日 18時) (
レス) id: abcaf26375 (このIDを非表示/違反報告)
MUZUKI(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。小説の内容についてですが、こちらの作品でアニメ化されていない部分までとても見てみたいため、ぜひそこまで更新していただけたらと思います！！ (2月20日 23時) (レス) @page13 id: a8533ba18a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2024年2月17日 12時
