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62話 ページ24

そしてその日の放課後______。
少女とランス、そしてレモンがキッチンに集まっていた。
マッシュやフィン、ドットは会場の準備を進めている。


『それじゃ、作ろっか。』

ラ「あぁ。」

レ「私もお手伝いします!」

『レ、レモンちゃんは盛り付けとかお願いしていい?』

ラ「…最初は皆で作ればいいだろう?」

『いいから!
盛り付けと料理同時進行の方が効率的でしょ…!』


少女は少し焦ったように言う。


『ほ、ほら、シュークリームとか盛り付け大事じゃない!?』

レ「そうですね!
きっとマッシュくんが1番食べますし…!
綺麗に盛り付けなくちゃ!!」

『だよねだよね!
じゃあまずシュークリームの盛り付けお願いします!』

レ「分かりました!」


レモンはるんるんでシュークリームの盛り付けを始める。
一方で、やりきったというような顔をしている少女に
ランスが尋ねた。


『ふー……。』

ラ「おい、一体どうしたんだ?」


少女は小声で返事をする。


『……レモンちゃんはね…。』

ラ「?」

『料理が壊滅的なんだよ……。』

ラ「は?」


ランスは意味がわからないというような顔で
少女を見つめている。


『ランスは食べたことないから分かんないかもしれないけど
もうあれはダークマターだよ……!!』


少女はその時のことを思い出したのか、
顔を青くしながらランスに詰め寄り言う。
少女のあまりの圧にランスは少し気圧されていた。


ラ「……そこまでか?」

『そこまでなの…!
私食べた後ちょっと気絶してたんだから……!』

ラ「………。」

レ「2人ともコソコソ何を話してるんですか?」


2人の様子に違和感を覚えたのか、レモンが聞いてくる。


『な、なんでもないよ!!
それじゃランス、作り始めよっか!』

ラ「……あぁ。」


そして、少女とランスは料理を始めたのだった。









何品かできたところで、
シュークリームの盛りつけを終えたレモンが覗いてくる。


レ「わぁ…!とっても美味しそうですね!」

『良かった!
まぁランスが結構やってくれてるおかげだけどね。』

ラ「お前もやっているだろう。」

『私は食材切ったりしてるのが主じゃん。
味付けとかはほとんどランスがやってくれてるでしょ。』

レ「やっぱり凄いですね、ランスくんは!」

『ね。さすがお母さんだよね。』

ラ「お前…、まだ言うつもりか?」

『デコピンの構えやめて!』


そんな2人の様子を見ながら、レモンが口を開いた。

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設定タグ:マッシュル , MASHLE , ランス・クラウン   
作品ジャンル:アニメ
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あかり(プロフ) - MUZUKIさん» 初めまして!コメントありがとうございます🙇‍♀️貴重なご意見ありがとうございます!参考にさせて頂きます! (2月21日 18時) (レス) id: abcaf26375 (このIDを非表示/違反報告)
MUZUKI(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。小説の内容についてですが、こちらの作品でアニメ化されていない部分までとても見てみたいため、ぜひそこまで更新していただけたらと思います!! (2月20日 23時) (レス) @page13 id: a8533ba18a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月17日 12時

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