猫の日ネタ(2) ページ22
教室に到着すると、既に皆揃っているようだった。
ド「あ、レモンちゃーん!Aちゃーん!」
フ「おはよう、2人とも。」
マ「おはよう。」
ラ「……お前、なんでフードを被ってるんだ?」
『えっと……これは…。』
ラ「? それに、何やら膨らみがあるが…。」
『だめ!!!』
ランスが少女のフードの中にある膨らみに触ろうとしたため
少女は咄嗟に大声を出す。
突然少女が叫んだためか、皆固まってしまった。
ラ「わ、悪い……。」
『あ、いや、その……。今は待って。
後で皆しかいない時にフードとるから。』
ラ「あぁ、わかった…?」
マ「どうしたの、Aちゃん。」
レ「ちょっと色々とありまして……。」
少女はバレないか常に不安になりながら、
午前の授業を終えたのだった。
そして、皆と教室に誰もいなくなるまで待っていた。
『……もう皆しかいないよね?』
ド「さっきの奴で最後だ!
でも、ほんとにどうしたんだAちゃん。」
フ「今日ずっとフード被ってるけど…。」
『……起きたら、猫耳が生えてまして…。』
ラ「は?」
マ「猫耳?」
『いや、訳わかんないと思うけどほんとなんだって!』
レ「そうなんですよ!朝起きたら何故か生えてて…。
でもとっても可愛いですよ!」
『そこはどうでもいいよ、レモンちゃん。』
ラ「……とりあえず見せてみろ。」
ランスのその言葉に少女は頷くと、
おずおずとフードを取った。
フ「ほ、ほんとに生えてる……。」
『なんならしっぽも生えてるよ…。』
マ「それでたまにローブが動いてたのか。」
ド「かわっ!!!!!」
皆が興味深そうに見つめる。
ドットは血を吐いて倒れているが。
ラ「もう保健室には行ったのか?」
レ「はい、朝起きて私と一緒に直ぐに……。
でも原因が分からないみたいで…。
明日には治ってるみたいなんですけど…。」
『ほんとに最悪……。なんで私だけこんな目に…。』
少女が深く落ち込んでいると、
ランスが近づいてきて猫耳に触れようとする。
ラ「本物なのか?」
『多分?』
ランスが猫耳に触れた瞬間……。
『ふにゃっ…!』
ラ「!?」
その声に驚いたのかランスはすぐさま手を離した。
その場に沈黙が流れる。
そして、少女が顔を手で覆いながら呟いた。
『ごめん……。変な声出して…。』
少女は顔から首まで真っ赤になってしまっているようだ。
そんな少女にランスが謝る。
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あかり(プロフ) - MUZUKIさん» 初めまして!コメントありがとうございます🙇♀️貴重なご意見ありがとうございます!参考にさせて頂きます! (2月21日 18時) (レス) id: abcaf26375 (このIDを非表示/違反報告)
MUZUKI(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。小説の内容についてですが、こちらの作品でアニメ化されていない部分までとても見てみたいため、ぜひそこまで更新していただけたらと思います!! (2月20日 23時) (レス) @page13 id: a8533ba18a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月17日 12時