57話 ページ16
レ｢本当にありがとうございました…！｣
『うん…。ありがと、ランス。』
ラ｢…お前はちゃんと目を冷やしてから寝ろ。
明日腫れてたら困るだろう。｣
そう言うと、ランスは再び2人の方を向き、
少女に近寄ると、少女の頭を撫でた。
レ｢！？｣
『ん、そうする…。』
ラ｢じゃあな。｣
『うん、またね。』
そのままランスは部屋を出ていった。
直後、レモンが興奮した様子で少女に話しかける。
レ｢Aちゃん！！
いつの間にそんなにランスくんと仲良くなったんですか…！？｣
『あー…、仲良くなったって言っていいかは分からないけど…、
ちょっと色々あって距離は縮まったというか…。』
レ｢あんなに自然に頭を撫でるなんて…！！
めちゃくちゃ甘い雰囲気だったじゃないですか…！｣
『え…。』
レモンのその言葉に少女は思わず頬を赤く染めた。
少女のそのリアクションを見たレモンは更に食いつく。
レ｢そのリアクション…！
もしかしてランスくんのこと、気になってるんですか…！？｣
『へ…』
『いやいやいや、気になってるとかそういうのじゃ…！
まぁちょっとかっこいいって思うようにはなったけど…』
レ｢カッコイイって思うようになったんですね！？
それはもうランスくんに惹かれ始めてるんじゃないですか…！？｣
『そ、そんなことは……。
(ない、よね…？そういうのじゃなくて、ただ友達として…。)』
少女がはっきりとした答えを返せずにいると、
レモンはさらに目を輝かせて言う。
レ｢前はそういうのじゃないって断言してたじゃないですか…！
今迷っているってことは、やっぱり惹かれてるんですよ…！｣
『(そ、そうなのかな…？いやいやいや……。
てか、そういうことに現を抜かしてる場合じゃないし…。)』
『……まだちょっと分からないかも…。』
レ｢ゆっくり考えればいいですよ…！
何かあれば私に相談してくださいね！｣
レモンは少女の手を取り、笑顔でそう言った。
『うん、ありがとう…。
……とりあえず、今日は寝よっか。』
レ｢そうですね…！
Aちゃん、今日は本当にありがとうございました！｣
『ううん、レモンちゃんが無事でいてくれただけで十分だよ。』
少女はランスに言われた通り、しっかりと目を冷やした後で
レモンにおやすみと告げてベッドに入った。
疲れもあるからか、少女はすぐに眠りについたのだった。
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あかり(プロフ) - MUZUKIさん» 初めまして！コメントありがとうございます🙇♀️貴重なご意見ありがとうございます！参考にさせて頂きます！ (2月21日 18時) (
レス) id: abcaf26375 (このIDを非表示/違反報告)
MUZUKI(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。小説の内容についてですが、こちらの作品でアニメ化されていない部分までとても見てみたいため、ぜひそこまで更新していただけたらと思います！！ (2月20日 23時) (レス) @page13 id: a8533ba18a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2024年2月17日 12時
