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44話 ページ2

終わりにしようか、そう呟いた少女は再び杖を構える。


メモリート

イ「…茨……!?」

『さっきドットが相手した人の固有魔法…
コピーできそうだったからしてみたけど、
案外オリジナルに近い感じになったかな。』

ア「コピー、だと…?」

『私の固有魔法はコピーなわけじゃないけどね。
コピーに近いこともできるってだけ。
さ、とりあえず動くのやめてもらっていい?』


少女がそう言うと、茨が2人に襲いかかり、縛りあげる。


イ「痛っ……!」

ア「くそ、身動きがとれない…!」

『そこまでは痛くないでしょ?
かなり鋭いトゲにはしてないし。』

『その状態じゃ水晶玉は操れない。
雪だって相殺できる。
………形勢逆転ね?』

ア「くそっ……!」

『…悪いけど、ちょっと気絶してて。』

メモリート


再び少女は魔法を使い、2人に向けて強風を起こす。
その強風によって吹き飛ばされた2人は壁に激突した。


『…これで終わり、かな。』

イ「…アンドレ……。」

ア「イザベラ…。守れなくてすまない…。」

イ「いいのよ、私こそ、ごめんなさい…。」

『………。(倒れてもその感じなの?)』


2人はお互いに手を伸ばし、手を繋いだところで気絶した。


『…レアンは最後ああいう感じで終わるようにしてるのか…?』

『どうでもいいけど…。
さ、級硬貨(コイン)もらって進もう。』


そして、少女は先程2人と戦った部屋を後にした。


『…てか、ここからどう進めばいいんだろ。
さっき道聞いておけばよかった…。』


なんとなく進むものの、少女は勘が当たらないタイプである。
レモンのいる場所へたどり着ける訳もなく、
案の定迷子になっていた。


『ど、どうしよう…。
こんなとこで1人迷子になっても誰も見つけてくれないよ…。』

『多分あっちは行ってないよね…?』

?「先程から何故右往左往している?」

『!』


聞き覚えのある声に少女が振り返ると、
そこにはランスが立っていた。


『…………。』

ラ「…おい、黙り込んでどうした?」

『…よ、良かったぁ…。』


少女は安堵し、その場にしゃがみこむ。


ラ「な、どうした…?」

『いや、このままずっとここでさまようことになるかと…。』

ラ「…適当に動くからだろう。」

『………適当じゃないよ。』

ラ「なんだ、今の間は。」


こうして、少女はランスと共に行動を始めたのであった。

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設定タグ:マッシュル , MASHLE , ランス・クラウン   
作品ジャンル:アニメ
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あかり(プロフ) - MUZUKIさん» 初めまして!コメントありがとうございます🙇‍♀️貴重なご意見ありがとうございます!参考にさせて頂きます! (2月21日 18時) (レス) id: abcaf26375 (このIDを非表示/違反報告)
MUZUKI(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。小説の内容についてですが、こちらの作品でアニメ化されていない部分までとても見てみたいため、ぜひそこまで更新していただけたらと思います!! (2月20日 23時) (レス) @page13 id: a8533ba18a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月17日 12時

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