8話 ページ10
ドゥエロの会場に着くと、
マッシュのルームメイトだという少年に遭遇した。
?「僕はフィン・エイムズ。よろしくね」
『私はA・フライハイト。よろしく、フィン。
フィンもマッシュの応援?』
フ「そうだよ!
まぁマッシュくんは乗り気じゃなさそうだったけどね」
レ「でもマッシュくんは絶対にやる人ですから!!
精一杯応援しましょう!!」
そうして3人で席に着くと、程なくして試合が始まった。
しかし、マッシュが飛ぶ様子はなかった。
『…………全然飛ばないじゃん。』
フ「マッシュくん、早く飛ばないと…!」
レ「どうしたのマッシュくん…!!」
『(というか、本人すごいやりたくなさそう)』
そんなことを考えながら見ていると、
マッシュの側に先輩らしき人が近づいてきた。
先輩らしき人はマッシュに必死に声をかけているようだが、
その内容はこちらには聞こえてこない。
『(心做しかマッシュ引いてない?)』
話し終えたのか、先輩らしき人が再び試合に戻ろうとすると
レアン寮の生徒が体当たりしたため、
先輩らしき人が吹っ飛ばされた。
すると、観客が「トム様ー!!!」と悲鳴をあげる。
『え、あの人あんなに人気なの?』
フ「Aちゃん、口に出てるよ……。」
『あ、ごめん。』
フ「僕に言われても……。」
『かなり点差開いてきちゃったね。
もうちょっと厳しいかな。…………?』
マッシュが何かをしようとしている。
直後、マッシュは一気に空まで飛んだ。
『なんだ、飛べるん…………え?』
空に飛んだマッシュはすごい速度で足をばたつかせていた。
『…………何あれ?あんなほうきの乗り方あるの?』
フ「いやぁ………、どうだろ……。」
レ「素敵です、マッシュくん!!!」
『レモンちゃん、あれどの辺が素敵なの???
(ツッコミどころしかないんだけど、なにこれ)』
試合に目を戻すと、マッシュはパスを求めているようで、
チームメイトからボールが渡された。
そして、マッシュはすごい速度で
ボールを投げシュートを決めた。
ボールを奪おうとマッシュに向かってきていた
レアン寮の生徒を吹き飛ばすほどの威力であった。
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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月6日 7時