40話 ページ46
ド「杖が!」
ド「! 何だこりゃ!いってぇぇぇ!!」
?「そのトゲで君の体は完全に固定された。
次の一撃で確実に仕留めてあげよう。」
ド「やめろー!!!!」
『(……ちょっとやばそうだけど、
あの条件付き魔法がまだ発動してないからな……。)』
?「一重まぶたにセンスのないバンダナ……。
それに加えて魔法のセンスもないなんて……。
結局僕にこのマークを踏ませることもできなかった。
本当イケてないなぁ、君は……。」
ドットを絞めあげた茨がうごめき、
ドットを地面に叩きつけようとする。
すると、ドットがレアンの男に言った。
ド「俺は踏ませるなんて一言も言ってないぜ。」
すると、レアンの男の目の前のマークが大きな爆発を起こした。
『!』
?「なっ……!」
ド「エクスプロムボムはただの時限爆弾だ…。
まさか俺が自信たっぷりに
目の前に時限爆弾を置くとは思わなかったろ。……8回死ね。」
そして、男の周りのマーク全てが大爆発を起こしたのだった。
?「ぐぉぉぉぉぉ!!!」
ド「なんでも見た目で判断しすぎねーようにな!イケメン君よォ!」
そう言い、ドットは男に中指を立てた。
ド「オッシャァァ!次行くぞ次!!」
『……すごい威力。それに、使い方も上手いな…。』
少女が感心していると、
大爆発による煙の中から男の姿が見え始めた。
ド「ん?」
男はやられたものの、イケてるポーズを取っていたのだった。
そんな男を少し認め、見つめるドットの元へ、皆が集まる。
ラ「終わったか?」
マ/フ「………。」
すると突如、地面が泥のようになり、5人を飲み込み始めた。
ド「!? なんだこりゃ、地面に飲み込まれ……!」
マ「この子だけは……。この子だけは……。」
ラ「これは俺たちをもう逃がさないという敵の意志の表れと……」
『ちょっと気持ち悪いんだけど!!!誰か引きあげて!!!』
フ「ヒャアアアア!!!沈むー!!沈んじゃうー!!!」
ド「(なんか……、俺よりやばくね?)」
そして、各々が地面に飲み込まれ、
別の空間へと飛ばされたのだった。
『よっ、と。
………はぁ……、ほんとに気持ち悪かったんだけど、最悪…。』
『……バラバラにされたのか…。皆大丈夫かな。』
少女が独り言を呟いていると、
遠くから2人分の足音が聞こえてきた。
?「他の連中の心配なんてしてる暇あるのか?」
?「そうそう、まずは自分の心配したら?」
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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月6日 7時