38話 ページ44
階段はしばらく続いているようだった。
フ「学校にこんな地下が……。」
マ「秘密基地みたいだね、フィンくん。」
フ「う、うん……。」
『あはは…。』
ド「テメェ緊張感ないこと言ってっと殺すぞ!」
マ「ごめん……。」
ド「え…、いや、そこまで……、ちょ、え?」
『マッシュ、そんなに落ち込まなくても……。
ドットはこういう感じじゃん。』
ド「こういう感じ……?
つか、ほんとにそこまで落ち込まなくても……
俺の方こそごめん」
フ/ラ「………。」
落ち込んでしまったマッシュを励まし、
何とか元通りになったところで、ランスが話し始める。
ラ「敵が根城にするくらいだ。
何か奴らにとって都合の良い場所なんだろう。」
直後、ドットがなにかに気づいたようで、
「おい見ろ!」と言い、行く先を指さした。
ドットの指さす方には、光が見える。
少女たちはその光に向け走り出したのであった。
『……これは…。』
ラ「闘技場…!?」
光の先には古い闘技場の様な空間が広がっていた。
マ「…………。なんだこれ。」
ド「オメェワンテンポおそくね?」
フ「………。」
?「せいかーい!」
『!』
すると、向こう側から何者かの声が聞こえてきた。
そちらを向くと、
レアンのローブを着た男が髪をいじりながら現れた。
?「ここは大昔の決闘場さ。今いる先生が誰も知らないようなね。」
ラ「……貴様、
?「いや僕は違うけど…。
……君たちみたいな侵入者を排除するようにね…。」
『やっぱり
戦う相手が多いと時間かかるしめんどくさいな。』
?「勝てる前提で話してる?
あんまり舐めない方がいいよ。
さぁ、先に進みたければ僕と
まぁ、絶対通さないけど♪」
ラ「上等だ。」
ランスが1歩前に出ようとすると、ドットがそれを止めた。
ド「待て。俺が行く。」
ラ「ドット…。」
先程までと雰囲気の変わったドットは
レアンのローブを着た男の方へ歩み寄り、口を開いた。
ド「俺はよォ、ツラァ良い奴が死ぬほど嫌いなんだよォ……」
『…………。』
ラ「そうか……。」
マ「頑張って。」
フ「頑張って…。」
さらに、ドットは続ける。
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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月6日 7時