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With all my love.(4) ページ42

『…多分味は大丈夫だと思うんだけど……。
あの、もしまずかったら…』

ラ「そんなわけないだろう。……美味い。」

『……良かった。』

ラ「…………。
そういえばお仕置きがまだだったな。」

『……へ?』

ラ「恋人である俺へのチョコを1番最後に持ってきたんだ。
何も罰がないというわけにはいかないだろう。」

『!??! な、何それ!!』

ラ「逃げるな。」


そういい、ランスは少女の腰を抱いて自身に引き寄せた。


『……お仕置きって何を……。』

ラ「俺にチョコを食べさせろ。」

『……それだけ?』

ラ「まぁ、お前は何もしなくても良いが。」

『え?』

ラ「咥えろ。」

『んむっ。』


ランスは少女の口に生チョコを咥えさせる。


『んん!?
(ちょ、まさか……。)』

ラ「何となく分かったみたいだな。」


少し笑いながらそう言うと、
ランスは生チョコごと、少女の唇を奪った。


『ん!?ん、んん……、んぅ……。』

ラ「ん……ふっ………。」

『ぷはっ……、はぁ、はぁ……
な、何して…!?』

ラ「罰だと言っただろう。
自分の恋人が自分より先に他の男にチョコを渡していたら
気に食わないに決まっている。」

『……やきもち?』

ラ「うるさい。」

『(……否定しないんだ。)
ふふっ』

ラ「何故笑う?」


ランスが訝しげな顔をして少女に問う。
少女は笑いながら答えた。


『なんか、嬉しくて。』

ラ「嬉しい?」

『…うん。
ランスも私のことすごく好きでいてくれるんだなって。』

ラ「……当たり前だろう。」

『! えへへ。』


緩んでしまっている顔を隠すため、
少女はランスに抱きついて、胸に顔をうずめた。
そんな少女の頭をランスは撫でる。


『ランス……。大好きだよ。』

ラ「……俺もだ。」


そして2人は、どちらからともなく顔を近づけ、
甘い口づけを交わした。













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付き合ってもないのに
何を書いてるんだと思うかもしれませんが、
せっかくのバレンタインなので書いてみました。
思ったより長くなってびっくりしてます笑
完全平和軸、
ランスはドットと同室になる前という設定で書いてます。
それと、レモンちゃんはシュークリームだけは
ちゃんと作れるということにしていますので
ご了承下さいませ。
本編と全く絡んでいないのに
読んでくださった皆様ありがとうございます。
今後もよろしくお願い致します。

37話→←With all my love.(3)



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設定タグ:マッシュル , MASHLE , ランス・クラウン   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月6日 7時

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