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With all my love.(3) ページ41

ランスが1度受けとったことで、
ランスを囲む女子の輪はどんどんと大きくなっているようだった。


フ「……凄いね。」

ド「クッソモテやがって、あのスカシピアス……!!」

『…………後にしようか。』

レ「良いんですか?」

『いいよいいよ。そのうち渡せれば。』


しかし、なかなかランスを取り囲む集団は減らず、
そのまま放課後になってしまった。


レ「え、Aちゃん、まだ渡せてなかったんですか?」

『なかなかタイミングが……。
レモンちゃんはもうランスの分渡したの?』

レ「はい、たまたまお昼の時に渡せたので……。」

『そっか。……とりあえずランスの部屋行ってこようかな…。』

レ「きっといると思いますよ…!頑張ってください!!」

『ありがとう、レモンちゃん。行ってくるね!』


そして、少女はランスの部屋へと向かったのであった。
ランスの部屋の前に着いた少女はドアをノックし声をかけた。


『ランス、いる?』

ラ「あぁ。」

『(……良かった。)
入ってもいい?』

ラ「いいぞ。」

『お邪魔します。』


ランスのルームメイトはいないようで、
ランスが1人ベッドに座って本を読んでいた。


ラ「何か用か?」


ランスは少し不機嫌そうな顔で少女に尋ねた。


『……えっと、チョコを渡しに……。』

ラ「……やっとか。」

『え?』

ラ「全く渡してこようとする気配がなかったから
準備をしていないのかと思ったぞ。」

『……だって、渡せるタイミングがなかったんだもん。』

ラ「何回か、俺の側にいただろう?
あの時じゃダメだったのか?」

『他に女の子がいたから…。』

ラ「お前からのチョコが一番欲しかったに決まってるだろう。
レモンならともかく、その他の女に興味は無い。」

『……私のチョコ待っててくれたの…?』

ラ「当たり前だろう。」

『わっ!?』


ベッドに座っていたランスは少女を自身の隣に引っ張った。
バランスを崩した少女はランスのすぐ側に座る形となった。


ラ「それで、何を準備してくれたんだ?」

『生チョコだよ。』

ラ「生チョコか。」

『嫌いじゃない?』

ラ「あぁ。」

『良かった。』


少女からチョコを受け取ったランスは
早速チョコの袋をあけ、生チョコを1個取り出した。


ラ「フッ…、ハート、なんだな?」

『ッ〜〜〜!!良いでしょ別に!!』

ラ「ダメだとは一言も言っていない。」


そう言うと、ランスは生チョコを口の中に放り込んだ。

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設定タグ:マッシュル , MASHLE , ランス・クラウン   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月6日 7時

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