30話 ページ32
ラ「お前のような自分がために戦う奴に…
俺の妹を救うという覚悟が負けるわけが無い____。」
『(…自分がために………。)』
ランスのその言葉を聞いた直後、
レアンのローブ着た男は気を失った。
ラ「…それでお前は何故ここに?」
『すごい音が聞こえてきたから…。そっちこそなんで?』
ラ「俺はマッシュの手伝いをしに来ただけだ。」
『……そのマッシュは?』
ラ「そこで
『そこって…。この水の中…?』
ラ「あぁ。」
『大丈夫なの…?』
ラ「マッシュなら問題ないだろう。」
『(人間ってこんなに長く水中にいれるもんだっけ…。)』
しかし、少しするとマッシュは特に大きな怪我もなく戻ってきた。
『……凄いねマッシュ。』
マ「?ありがとう。」
ラ「それにしても、
6番と7番でこの強さということは…。」
マ「なんかいけそう。」
ラ「お前が言うとなんか気が抜けるな。」
ほんわかとした空気になったその時_____。
?「おやおや…。ひどい言われようですね。随分と…。」
背後に仮面をつけた男が現れた。
少女たちが振り返ると、仮面の男はいつの間にか消え、
?「少し早計じゃないですか?」
『ッ……。(レアンのローブ…。こいつも
ランスが杖を構え魔法を使用しようとするが、
何故か魔法を使うことは出来なかった。
更にマッシュもクラウチングスタートの姿勢をとる。
?「落ち着いてくださいよ。私はただ仲間を…。」
マ「殺気立ってるじゃないですか。」
?「……。」
マッシュが攻撃を仕掛けようとするが、
またも仮面の男は消え、背後に立っている。
『(…なに?瞬間移動…?)』
?「殺気立ってしまったことは謝ります。
少し見てみたかったものですから。
ですが、仲間を回収しに来たのもまた事実…。
焦らなくて大丈夫です、またすぐ会えます。
…それでは失礼します。」
そう言い残し、
マ/ラ「………。」
ラ「前言撤回だ。
どうやら奴らは相当…、潰しがいがあるようだな…。」
マ「……。」
仮面の男との接触により、
3人はまた気を引き締めるのであった。
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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月6日 7時