28話 ページ30
少しの沈黙の後、マッシュが呟いた。
マ「いや_____、なんだかんだ今日も…平和ですな。」
ラ「何を悠長な…。策を講じるぞ、今から。
ド「あ〜、彼女欲し。」
フ「………。」
何一つ噛み合っていない会話が行われていると、
廊下を駆ける足音が聞こえ、
レモンと少女が302号室に現れた。
レ「た、大変ですー!!!」
するとレモンはなにかに気づいた。
レ「男4人に、私とAちゃん……」
レ「ケダモノー!!!!」
フ「何もしてないし自分から入ってきたんじゃん!!」
すかさずフィンがつっこむ。
『あはは…。』
レ「はっ、そうだった…!ちょっと来てください!!」
レモンに連れられ、一同は魔法の秤へと向かった。
マ「なんだこれ。」
レ「これは寮ごとの金の硬貨数を表す魔法の秤です。
よく見てください。」
レ「現在レアン寮がほとんどの
それに対して、私たちアドラ寮はマッシュくんの1枚だけ…。
今年度に入ってから急にレアンが他寮から
それに対抗できる私たちの寮の上級生は
今学外インターンに行っていて…。
レアン寮は純血主義の排他的な思想を持ち合わせてます…
このまま行けばそのレアンから今年の神覚者が…。
オルカは基本研究に没頭していますし…
つまり…、私たちアドラ寮生が
この事態を阻止しなければいけないということです。」
レモンが詳しい解説をしてくれる。
ド「(レモンちゃんは皆が分かるように
ちゃんと解説してくれてほんと良い子だなー。ちゅきでーす。)」
『うわ、ちょ、大丈夫?』
ドットは突然鼻血を流し、微笑んでいる。
心配しつつも、少し引いていた少女であった。
レ「マッシュくん!頑張ってくださいね!!」
マ「うん。」
ド「ルアアアッ!!!」
レモンは安定にマッシュの応援をし、
それを聞いたドットはキレていた。
ラ「……。なるほどな…。
つまりレアンの奴らを消さねば俺の目的は達成されない、と。」
マ「そういうことですな。」
ド「オッシャコラァ!!殺るぜぇ!」
フ「頑張ってねみんな…」
『フィンも一緒に頑張ろうよ。』
フ「むりむりむりむりむり」
『…そんなに?』
こうして少女たちは打倒レアンに燃えるのであった。
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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月6日 7時