24話 ページ26
『それは………。』
ラ｢………誰かに言われたのか？｣
『……………。』
ド｢なんじゃそりゃ！！最低じゃねぇか！！｣
レ｢そうですよ！
なんにも気持ち悪いことなんてないじゃないですか！｣
フ｢ふ、2人とも落ち着いて…。
でも、確かにそれはおかしいんじゃないかな…。｣
『(……おかしいのかな…。
そんなこと考えたことないから分かんない…。)』
ラ｢俺たちは…｣
『？』
ラ｢少なくとも俺たちはそんなことは思わない。｣
『…！』
ラ｢だから隠そうとしなくていい。｣
マ｢もしなんか言う奴がいたら僕が倒すよ、グーパンで。｣
少女にとって、生まれて初めて言われたことだった。
『……………。
ほんとに、気持ち悪がらない…？』
レ｢もちろんです！！｣
他の皆も当然だというような顔をしていた。
『……なら、前髪切ろうかな…。』
ド｢俺はいいと思うぜ！！｣
レ｢私もお手伝いします！！｣
『……ありがとう。』
いつの間にか、少女は皆に心を許し始めていた。
今までずっと抱えていた悩みを打ち明けるほどに。
こうして、少女はトラウマを克服するための
第1歩を踏み出したのであった。
そしてその日の夜_______
『レモンちゃん…。おかしくない…？』
レ｢はい！全然おかしくなんてないですよ！
そうやって両目が見えている方がずっとずっと可愛いです！｣
『ほんとに…？』
レ｢はい！！とっても綺麗です！｣
『……ありがとう。』
レ｢早く皆さんにも見せたいですね！
絶対皆似合うって言ってくれますよ！｣
『そうかな…。』
少女は少し恥ずかしそうに笑った。
レ｢さぁ早く寝ましょう！
明日皆さんに見せるのに、隈ができたら大変です！｣
『 …うん』
レ｢おやすみなさい、Aちゃん！｣
『おやすみ、レモンちゃん。』
ベッドに潜った少女は
明日皆に目を見せることに少し不安を感じていた。
だが、皆を信じていたからだろうか。
いつの間にか眠ることが出来たのだった。
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23・24話は勢いに任せて書いたため、
今後書き直すかもしれないです。
これらの話に関わらず、
何かありましたらコメント下さると有難いです。
よろしくお願いいたします。
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作者名：あかり | 作成日時：2024年2月6日 7時
