自由への道【MASHLE】 (ページ3)

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1話ページ3

魔法界______
そこは皆が当たり前のように魔法を使い、
当たり前のように魔法が日常にある世界。
魔法は神から与えられたものとされ、
魔法の巧拙によって身分が決まるそんな世界。
そんな世界に1人の少女がいた。

『ここがイーストン魔法学校、か。』

少女は名門イーストン魔法学校を訪れていた。
目的は編入試験を受けることである。
試験会場に着くと、そこには既に多くの受験者が集まっており
少女が辺りを見回していると

『……何あれ。』

そこには筋トレをしている少年が1人いた。

『なんで筋トレしてるんだろ、あの人。』
『(まぁ、どうでもいいか。)』

少女はそのキノコ頭の少年を見て見ぬふりした。
その後しばらくすると、
クロード・ルッチという試験官が現れ、試験が始まった。
1次試験は魔法によって動いている問題文の
魔法を解き文字を整列させるというものであった。

『(この程度なら問題ないな) ………！』

少女が魔法を解き始めていると、
先程のキノコ頭の少年が既に答案用紙を提出していた。

『(早いな、あの人。
まぁ1次試験から1番じゃなくてもいい。
編入試験で1番になれれば
"あの人たち"も少しは放置してくれるはず…。)』

その後難なく1次試験を突破した少女は、2次試験へと挑む。
2次試験は超巨大迷路を抜け制限時間内に
ゴールに辿り着くことが条件であった。

『とりあえず進んどけばいいか。』

少女は進み始めるが、行く先行く先行き止まりであった。

『？なんで？』

少女は勘が外れまくるタイプの人間だったのである。
仕方ないので魔法を使うことにした。

『メモリート』

ドローンをつくり、迷路の構図を把握し
ゴール地点へと向かう。
途中で迷路の番人に襲われている受験生も多くいたが、
少女は全て見捨てて前に進む。

『(他の人がどうなろうとどうでもいい。
早くゴールに…。)』

そうして進んでいると、ゴール地点に辿り着いた。

『(最初に着けたかな)』

そんなことを思っていると、
そこには既に水色の髪の少年が立っていた。

『(………もう着いてる人がいる。
それにあの人私と同じ２本線だ。
今後厄介になるかもしれない…。)』

少女が水色の髪の少年を見つめていると
少年もこちらに気づいたようだった。

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多分ドローンなんてないと思うのですが、
ここではこのような形にさせてください🙇‍♀️