17話 ページ19
それからしばらくして、
合同課外授業が行われることとなった。
『ここだよね?』
レ「多分そうだと思います!」
『あ、あそこにマッシュいるよ。
………………もういない。』
少女はマッシュの方を指さしながら
レモンの方を向いたが、既にそこに彼女の姿はなかった。
マッシュの方に目線を戻すと、
レモンはマッシュに話しかけていた。
『(レモンちゃんもマッシュのこととなるともはや人外……)』
少女もまた、マッシュたちのもとへ向かった。
少女が皆に声をかけようとしたその時、
側にいた赤髪の少年が突如マッシュに唾を吐いた。
『…………え?』
マ「は?」
赤髪の少年の思いもよらない行動に唖然としていると
少年は叫び出した。
?「殺す!!
俺はなぁ、女にチヤホヤされてる男が
死ぬほど嫌いなんだよ!!
お前はマジでウザイ!!殺す!!3回は殺す!!!」
『……こわ』
赤髪の少年はまだ何か叫んでいるようだったが、
あまりに長く続きそうだったため、
少年の方に向けていた目線をそらし、
マッシュにティッシュを渡した。
マ「ありがとう。」
『あれなに?』
マ「なんか急に絡まれた。」
『えぇ…、こわ……。』
ラ「おい。」
『?』
ランスに呼びかけられ、振り向くと、
キッチンの時と同じように頬に手を添えられた。
『な、なに……』
ラ「確認だ。」
確認、そう言うとランスは少女の眼鏡を外し、
目元を指でなぞった。
『え、ちょっと、ほんとになに…?』
ラ「……隈はかなり薄くなったな。」
『え』
ラ「だが、まだ快調ではないだろう。
無理をするなよ。」
『…………心配してるの?』
ラ「倒れられたりしたら迷惑なだけだ。」
『そ…。…………ありがとう。』
ラ「フン」
?「ダラァァァァァ!!!!
聞けやコラァァ!!
俺みたいなタイプは無視が1番傷つくんだぞ!!!
おい!!そこのイケメン野郎!!
てめぇもいちゃついてんじゃねぇ!!!」
ラ「……。」
?「無視すんな!!!!」
赤髪の少年が叫びながら近づいてこようとすると、
静かにしろという教師の声が響いた。
教師はそのまま課題についての説明を始めた。
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ランスはいきなりこんなことしないかもしれないですが、
ランス落ち夢小説なため、ご理解ください。
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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月6日 7時