12話 ページ14
ラ「ふざけてんのか?お前
中途半端なことしやがって。
どうせ大した目的もないんだろう?その感じじゃ。
それなのにお前が銀の
いらないんだよ。俺と同じ次元に立つ人間は。
最後に立っているのは俺一人だけでいい。
お前みたいなカスは一生地面に這いつくばってろ。」
『マッシュ!』
ラ「邪魔はするなよ?お前の相手も後でしてやる。」
『偉そうに言うのやめてくれる?』
すると、マッシュが起き上がろうとしているのか、
体を動かしていた。
ラ「立とうとしても無駄だ。
人間の力じゃこの重力には耐えられない。」
マ「立たなくても十分だよ。」
その言葉とともに、マッシュは地面に手を突っ込んだ。
直後、地面が割れた。
『!?
(なに、急に地面が……。
マッシュが手に持ってるのは……根っこ…?
それを引き抜いたから地面が割れたってこと?)』
『……やっぱ人外じゃん』
地面が割れた影響で、倒れ込んでいたランスに
マッシュは告げた。
マ「あれ?君も本当は這いつくばるの好きなの?」
ラ「………」
『(うわ……)』
再び攻撃を仕掛けようとするマッシュに、ランスも魔法を使う。
しかし、マッシュのスピードは先程より速くなっており
その拳はランスの頬を掠めた。
それと同時にランスのロケットペンダントが地面に落ちた。
マ「ん?なんだこれ」
ロケットペンダントを拾ったマッシュが
中にあった写真を見たらしい。
すると、急にろろろろろと言い出す。
『マッシュ?』
マ「ろ、ろろろろろ、ロリコンだ…、この人。」
『え?』
マ「ペンダントの中に女の子の写真が……」
『うわ』
マ「け、警察呼ばなきゃ、犯罪者だ…。」
ラ「違う」
マ「じゃあ犯罪者予備軍?」
ラ「違うと言っているだろ。俺はロリコンじゃない。」
ラ「シスコンだ。」
マ「……その感じで?」
ラ「返せ」
マ「あ、はい。」
『どっちにしろやばいんだけど』
マッシュからロケットペンダントを取り戻したランスは
マッシュに問い始めた。
ラ「時にキノコ頭。この世で1番尊いものとはなんだ?」
マ「え、そんな急に…。んー…シュークリー」
ラ「違う」
マ「人の命」
ラ「違う」
マ「愛」
ラ「違う」
マ「自由」
ラ「違う」
マ「シューク」
ラ「違う」
『(人の命とか愛とか自由は間違ってない気がするけど
というかマッシュ、シュークリーム好きなんだ)』
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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月6日 7時