11話 ページ13
フクロウ小屋横の森に着くと、
ランスが待っていた。
ラ「随分と遅かったな。」
マ「Aちゃんに案内お願いしたんだけど迷っちゃって。」
ラ「……方向音痴か貴様。」
『ち、ちが!勘が外れただけで地図見れば分かるから!』
マ「それより、何するの」
ラ「賭けだ。お前も欲しいだろ?
この銀の
ト「なっ!?銀の
なんで1年が……!
一部の上級生しか持っていないはずだぞ!?
しかもアザの本数はその時点での魔力量を表す……。
こいつ……かなりまずいぞ……!」
ラ「お互いにこの
負けは戦闘不能か、ギブアップ。
この学校じゃ魔法を使った決闘はこれ以外タブーだからな。
まぁお前はやるしかないわけだが。
これが俺の手にある限り。
それにお前の性格上、これが俺の手にある時点で
何かと都合が良さそうだしな。」
マ「…………」
ラ「まぁ普通にやっても結果は目に見えているが……。
編入試験の時のお前の行動は甘すぎる。
自分の目的よりその日知り合った他人を優先させるなんて
そんなふざけた奴に俺が負けることはありえない。
そのキノコ頭の次は貴様だ。
貴様も銀の
ト「やめとけ、マッシュ!A!こいつはやばいぞ!!」
レ「そうですよ!なんか危ない感じがします!!」
『マッシュ、私が先にやろうか?
一応こいつ結構やばいし』
マ「…………」
『……マッシュ?』
ラ「どうした?怖気付いたか?」
マ「いや……。そういうのいいから早くやろう。」
ラ「威勢だけはいいな。
……その前に少しやりやすくしようか。」
ラ「グラビオル」
ランスが自身の固有魔法を使った瞬間、
地形が大きく変わり、辺りにあった木も無くなった。
マ「Aちゃん、離れてて。」
そう言い、マッシュは一気にランスに接近して攻撃を仕掛ける。
マ「そういうパフォーマンスは必要ない。」
ラ「魔法なしで俺に勝つつもりか?
……グラビオル」
ランスの魔法により、マッシュは地面にめり込まされる。
『マッシュ!』
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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月6日 7時