9話 ページ11
『どんな投げ方したらあんな速度になるの……?
なんかもう人外じゃない?
レモンちゃん、あの人で大丈夫なの?』
レ「かっこいいじゃないですかぁ!!
流石私の
フ「え」
『え?』
フ「
『でもレモンちゃんはプロポーズされたって……』
レ「されました」
『え、でも』
レ「されました」
『そう…。』
フ「(Aちゃん考えるのやめてる…)」
その後、マッシュのありえないカーブを使ったシュートで
連続得点を決め、アドラ寮は勝利をおさめたのだった。
『やったね!
けどレモンちゃんの
レ「怖くなんてないですよ!
マッシュくんは、かっこいいんです!!
今日もとってもかっこよかったでしょう!?」
『ウン、ソウダネ』
フ「Aちゃん…
あ、マッシュくーん!!」
マ「皆。……あれ、君だれ?」
『初めまして。
レモンちゃんのルームメイトのA・フライハイト。
よろしく、マッシュ。』
マ「よろしく。」
『レモンちゃんのこと、幸せにしてあげてね……』
マ「何の話だ。」
『
マ「違いますけど。」
『やっぱりそうなんだ。
(レモンちゃんのガンギマリの目を見て察してはいたけど)』
レ「マッシュくんは照れてるだけなんです!」
マ「違うんだけど。」
『(この現状で
ある意味すごいなレモンちゃん。)』
疲れてるだろうから今日はお開きにしようという
フィンの提案があるまでしばらく続いたのだった。
『今日ほとんど潰れてしまった……。
勉強しないとなのに……。
(そもそもなんで試合を見に行くなんて行ったんだろ)』
少女にとってルームメイトとの関係は悪くなければいい
その程度のつもりだった。
このようなことに付き合わなくても問題などないはずだった。
『……初めて同年代の女の子といられて
舞い上がってるのかな、私。
友情とかにうつつを抜かしてる暇なんてないのに……。
(でも…まだ"あの人たち"から何か言ってくる様子はない
もう少しくらいこうしてても大丈夫かもしれない。)』
『また明日から頑張ろう。
銀の
自分に言い聞かせるようにして、少女は眠りについた。
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作者名:あかり | 作成日時:2024年2月6日 7時