美少女は染谷勇次郎の彼女！【番外編】

No.28 涼海ひよりの苦悩 ページ28

ひよりside


愛「…悪い、その日仕事入っちまって」

ひ「あーそっか、うん大丈夫
お仕事頑張って…じゃあ」


はぁ、夏休みに入って
何度断られたことか！


活躍してくれるのは嬉しいんだけど
やっぱり少しは会いたいなって…



ひ「あーもうっ！愛蔵くんのばーか！」

？「荒れてるわね、ひより」

ひ「っ桃〜！」

桃「そういえばこの間の特番見た？
ほら、AとLIP×LIPが司会の」

ひ「見た見た！録画もとってある！
Aすごく可愛かった〜…」



前からずっと思ってたけど
私すごい有名人と親友になってるよね…



桃「柴崎くんじゃないの？笑」

ひ「愛蔵くんはもう知らない！
仕事と結婚すればいいんだ！」←

桃「あらら…とりあえず、
私の家行きましょうか」

ひ「おー！」


そう今日は桃と遊ぶ日！
Aは『仕事あるからまた今度』って…



ひ「ねぇ桃、夏休みくらい仕事
お休みしていいと思うんだよね私」

桃「柴崎くんたちのこと？んー、でも
本人達がやりたくてやってるんだからなんとも言えないんじゃない？」

ガチャっ


霧「遅いよ、一応でも令嬢なんだから
やっぱり俺が迎えに行くべきだったね」

桃「うるさいっ、久しぶりに
遊ぶんだから少しくらい許してよ」

霧「…今日だけだから、次はないよ」

ひ「2人ともほんとに
付き合ってるんだよね？」

霧「えぇ、あまり
触らせてはくれませんが」

桃「付き合う＝お触りOKってことじゃないのよ？というか、無断で触ってくるでしょ！」


いいな、毎日起きたら好きな人が
いるんだもんね…幸せだろうなぁ


ひ「はぁ…」

桃「私、ひよりはもう少しわがままでも
いいと思うわよ？」

ひ「え？」

桃「ねぇ凛？」

霧「そうですね
恋人は少し強引で、我儘なくらいが
ちょうどいいものですよ？」

桃「ちょっとそれどういう意味よ」


少し強引でわがまま、か…



『甘い、甘い恋のチョコレート♪』

ひ「！！愛蔵くんからだ…」



ひ「もしもし」

愛「もしもしひより？あのさ、
10日空いてたりしねぇかな…」

ひ「10日？空いてる、けど」

愛「じゃあ俺と水族館行かないか！？」

ひ「っ行きたい！
私、愛蔵くんに会いたい…！」

愛「っ、おう！
じゃあ後でもう1回連絡する」

ひ「うん！」



桃「やったわね、うちで
作戦会議しましょうか」

ひ「ありがとう桃、霧崎さんも」

桃「そういえば特番、聖奈を
お姫様抱っこしてたような…」

ひ「うぅ〜！なんとも言えないー！」




涼海ひよりの苦悩は続く…

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