美少女は染谷勇次郎の彼女！【番外編】

No.12 解約 ページ12

勇次郎side



誰だよ、いい所だったのに


勇「はい」

「あぁ、良かった」

勇「なに、忙しいんだけど」


訪ねてきたのは俺ら
LIP×LIPのマネージャー


「何よ、もう女乗り換えたの？」

勇「は？意味わかんないから
要件だけ早く言って帰って」

「はぁ、ほんと可愛くない
まぁいいわ、今度特番に司会として
テレビ出演することになったから」

勇「ふーん、番組内容は？」

「音楽番組よ、『男女対抗真夏の大歌唱会』知ってるでしょ？」

勇「あぁ、じゃあ女性司会者は？」


俺らが男組の司会者なら
女組の司会者もいるはず


「あの子よ、ほら勇次郎の元カノ」

勇「元カノなんていないけど」

「なんだったっけ、あのぶりっ子みたいにいっつもニコニコしてる子よ」

勇「誰だか知らないけどニコニコ笑ってることは別に悪いことじゃないでしょ」



ホントこのマネージャー性格悪い


「あぁ！思い出した佐々倉Aよ！
愛想無駄に振りまいてる子！」

勇「…俺の彼女侮辱すんな」

「はぁ？まだ付き合ってんの？」

勇「付き合ってて何が悪ぃんだよ！」


あ「ゆ、勇次郎？」


「あら、ご本人登場♪」

勇「A、待っててって
言ったじゃん」

あ「ごめん、怒鳴り声が聞こえたから…」

勇「大丈夫だから、部屋戻って」

あ「でもっ」

勇「すぐ行くから」

あ「分かった…」



「良かったの？
ここで別れ告げなくて笑」

勇「別れる気なんてない」

「えぇ〜？うちの事務所の評判
悪くなっちゃうじゃな〜い」

勇「…分かった」

「あら、案外納得が早いのね♪」



そういい俺は電話をかける


「電話？すぐそこで言えばいいのに…」

勇「もしもし、俺です
はい、前話してたことです」

「ちょっと、誰と話してるの？」

勇「マネージャーを
解約させてください」

「はぁ！？ちょっと貸しなさいっ！
…もしもし！もしもし！？」


前からこのマネージャーには嫌気が
さしてたんだ、愛蔵に言っとかないと


「え、クビって…そんなぁ！」


おぉ、社長踏切ったな


「…覚えときなさい、いつか
あんた達に復讐してやるんだから！」




さて、マネージャーどうするかな



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