美少女は染谷勇次郎の彼女！2【染谷勇次郎】

明「第81話です」山「浮世絵…僕にも書けるでしょうか？」←明「無理だと思います」 ページ38

ドカッドゴッガッ!


あ「も…やめて、ください」


あの後ずっと殴られたり蹴られたりしていた


翔「んーまだまだAの痛がる顔みたいけど…」



制服は長袖だから目には見えないけれどきっとアザだらけだろう


翔「ストレスは発散したし今日はもういいよ」

あ「…ﾎｯ」

翔「…やっぱり続けようかな」

あ「！！や、です」

翔「じゃあ、お礼は？解放してあげるから何かお礼してよ」



なに、お礼って何すればいいの？


翔「Aからキスしてよ、もちろん口にね？」

あ「それは…！」

翔「何？できないの？なら、まだ殴ってもいい？」

あ「ぅ…」



どうしよ、もしキスしてしまったら…






勇次郎を裏切るも同然の行為だ



でももう殴られるのはやだっ…！




あ「…分かりました」

翔「よかった、嫌だとか言われたら
僕、気が狂っちゃいそうだったよ笑」




もう狂ってるじゃん←



翔「いつでもいいよ」





早めに終わらせよう




チュッ



すぐ離す…っ！？



あ「んっ！」

翔「…」ﾆﾔｯ



離れようとしたら後頭部を押さえつけられた



あ「んぁ…ふ…」

翔「ん…」



息がっ…苦しい！



ニュル…



あ「…んぁ！？」


空気を吸おうと口を少し開けた隙を
突かれ舌が入ってきた



あ「ふぁ…んっ…ゃ…！」



頭がクラクラするっ…！



翔「っは…Ｄはまだした事ないみたいだね笑」

あ「はぁ、はぁ…」キッ

翔「ははっ！いいねその顔、また楽しみが増えたよ笑」

翔「じゃ、また明日もよろしくね♪」


ガチャッガララッ



ヘナヘナ…



あ「ごめんね、勇次郎…」



ポツリと呟いた独り言はやけに大きく聞こえた



あ「うぅ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ



最近泣いてばっかだなぁ…



あ「あんな人に、ｸﾞｽｯ 負けちゃダメだ」



まだ足が震えていたけど歩けないことはなかった




ガララッ




早く行こう、絶対待ってくれてるから





誰よりも、大切で愛しい勇次郎が─



ガララッ



あ「勇次郎…！」

勇「A、制服ボロボロじゃん大丈夫？」

あ「大丈夫じゃないかも笑」

勇「…袖、まくってもいい？」

あ「っうん…」


スルッ


勇、あ「！！」



腕には想像よりも遥かに多い無数のアザがあった



勇「…帰ろう、手当しないと」

あ「うん、…今日は泊まってってくれないの？」

勇「泊まるよ、A1人だと心配だし」

あ「やったー！」


…勇次郎が彼氏でよかったな



勇「Aー、帰るよ？」

あ「あ、待ってー！」

あ「第82話ー！」勇「エンディング」あ「もうそろそろ終わりかなー？」勇「え？」あ「え？」←→←春「第80話だぜ」あ「えっとー勇次郎！」←春「それ、ありなのか？」あ「いーの！」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す