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廊下、隊列を組んだ4名が、神妙な面持ちで行進する
いわずもがな、時計守討伐隊である。
やる気満々な光と寧々は、花子くんに時計守の居場所を問う
「んー…
わかんない！」
「…お前七不思議のリーダーなんじゃねぇのかよ！？」
一瞬静止した光が、ギリギリと彼を締め上げる
「やー、一番って、守人だからかちょっとカタいとこあってさー
あれは忘れもしない初顔合わせの時…」
『時間を操る！？すげーっ！
エ○いことし放題じゃん！！！』
「って言ったら二度と会ってくれなくなった
境界の場所も教えたくないって」
「女の敵がこの野郎！！」
「それ初対面で言われたら引くわな…」
2人の反応に、○ロいことをしないのかと問う花子くん
しないと即答する2人に相当衝撃を受けているらしい
それを1人冷ややかな目で見守る寧々
つまり、花子くんも一番目の七不思議については何も知らないと言う訳だ
「あっでも
一個だけ聞いたことがあるかな
三人の時計守のうち真ん中の一人…
現在を司る二人目の時計守は、この学園に“生徒”として紛れ込んでいるらしい」
「生徒として…！？」
「あー、俺みたいな怪異が他にもいるんだ」
「うん、だからそいつを捜し出して…」
「悪戯はやめるように説得するのね！」
「ううん
ボコボコにして一人目と三人目を誘い出す」
(アグレッシブ！！)
「でもどうやって捜すんだ？
この学園の生徒数半端ねぇぞ」
光の疑問に、花子くんは自慢気に笑う。なんとなく目星は付いている、と。
「いくら上手に人に紛れても、七不思議レベルの怪異が同族にまで正体を隠すのは難しい…
気配がするんだよね
ヤシロ
君の組から」
寧々の教室の前で足を止め、ぴとりと扉に指を突き付ける花子くん
「それって…」
「そ、この中に守人がいるってこと
ヤシロさっき話してたよね
アオイちゃんだかアカネちゃんだか…
いつもヤシロに怪異の噂を教えてくれるカワイコちゃん
その子だけ悪戯の被害のなかったんだよねェ
それってなァんか
怪しくない？」
花子くんの言葉に、目を見開き息を飲む寧々
「な…
何言ってるの花子くん
葵が七不思議だなんて、そんなことある訳ないじゃない！
葵は…」
花子くんの言葉を否定しつつも、寧々はそっと目を伏せる
その瞬間も、時計の秒針は時を刻んでいる
カチコチ、カチコチ
くすくす、くすす
秒針の音に紛れ、女の子の笑い声を寧々は聞いた
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イヨリ(プロフ) - 悠奈さん» コメントありがとうございます！好きになっていただけて嬉しいです！暑いですが頑張ります！ (2021年8月7日 12時) (
レス) id: 0c53510547 (このIDを非表示/違反報告)
悠奈(プロフ) - めっっちゃ好きです！！お身体に気をつけて頑張ってください！ (2021年8月7日 8時) (レス) id: 034afccae7 (このIDを非表示/違反報告)
イヨリ(プロフ) - saraさん» コメントありがとうございます！好きになっていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2021年8月4日 17時) (レス) id: 0c53510547 (このIDを非表示/違反報告)
sara - ｱｯ…好きです！更新心待ちにしております！ (2021年8月4日 13時) (レス) id: 856cffb9ea (このIDを非表示/違反報告)
イヨリ(プロフ) - 匿名希望の〇〇:ネロ・クラウディアさん» コメントありがとうございます！最近未熟な作者のせいで更新が遅れがちですが、読んでいただけて嬉しいです！頑張ります！ (2021年8月3日 15時) (レス) id: 0c53510547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イヨリ | 作成日時：2021年7月10日 21時
