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「それに、さっきは怖かったけど…
花子さんが助けてくれたから」
「こないだの人魚の時も…ありがとう花子さん」
「私 トイレ掃除はあんまり好きになれないけど、ちゃんと感謝してるんだよ」
「……」
無言で寧々を見つめる花子さん
(肩身が狭い…俺何もやってない…)
そして、無言ですいっと目を逸らす秋哉
「あっ、もしかしてなんだけど
これが花子さんの言ってた
“掃除の次に頼みたい大事な仕事”？」
「本当はもっと後に頼むつもりだったんだけどね」
「やっぱり！」
ふいに歩き出し、屋上への階段を昇る花子さん
ついていく寧々と秋哉
「ってことは私、もうトイレ掃除は卒業…！」
「それはダメー」
「なぁんだ…」
ガックリと肩を落とす寧々
「あとちょっとだからさ
…でも、そんなにイヤ？」
「トイレ掃除好きな女の子なんて滅多にいないわよ…」
「俺男だけど別にトイレ掃除好きじゃないよ」
「ざーんねん」
屋上の柵に寄りかかる花子さん
「俺は楽しみにしてるんだけどな」
青空に溶けるように、ポツリと零れた一言
「放課後誰かと一緒に何かをしたり
どーでもいい話したり
そーゆートモダチっぽいの…
なんだろ 懐かしい」
遠くを見る花子さん
なんとなく、寧々には淋しそうに見えた
視線を落とす寧々
寧々の背中を、とん、と軽く秋哉が突いた
くるりと寧々が振り返る
秋哉は無言でグッと親指を立てた
見つめ合う2人
ふわりと2つ、笑みが咲いた
「花子くん」
「って、呼ぶね
その方が…
トモダチっぽいでしょ？」
花子くんの左で、えへへ、と笑う寧々
花子くんは呆気にとられたように数秒静止していたが、やがてへにゃりと笑みを浮かべた
「…八尋さん
どんな噂流すかは決めた？」
「うん！」
花子くんの右隣に並び、寧々に問いかける秋哉
その問いに、寧々は朗らかに答えた
「実はもう決めてあるんだ」
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迷い猫 - お返事ありがとうございます！頑張ってください (2021年10月8日 7時) (
レス) @page47 id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
イヨリ(プロフ) - 迷い猫さん» コメントありがとうございます！全部ではなくまっとうなのであっています。ご指摘ありがとうございました！ (2021年9月26日 21時) (レス) @page25 id: 0c53510547 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - �イ里箸海躄峪匏�のセリフ”全部”じゃなくて”全う”になってますヨ (2021年9月26日 20時) (レス) @page25 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 応援しています！頑張って下さいネ！！ (2021年9月26日 20時) (レス) @page20 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イヨリ | 作成日時：2021年6月5日 8時
