【QK】オタクの君に恋して何が悪い！ (ページ9)

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レンギョウページ9

自己紹介を一通り終えて現在私は文章力を見られてます。眼鏡をかけた背の高いふくらさんと美しいオーラを身に纏う河村さん、そしてCEOという伊沢さん。文章書くのが得意とはいえ、どこかで習っているわけでも無ければ教えて貰った訳でもないので正直に言う不安しかなかった。のだが

ふ｢え、めちゃくちゃいいじゃん！！僕Aちゃんの書く文章好きだな｣

と私の文章を好きと褒めてくれるふくらさん。一気に力の入った肩を下ろすことが出来た。

伊｢ふくらさんの言う通りだね、本当に綺麗な文章だ。俺も好きだもん｣

河｢2人と同意見。本当に綺麗な文章です。｣

3人ともが綺麗な文章と褒めてくれた。すると私よりも嬉しそうに彼が喜ぶ。

須｢でしょ？！やっぱさえちゃん誘って良かった。俺は絶対にさえちゃんはここに必要だと思ったんだよね。俺の目に狂いはなかった！俺の可愛い後輩ちゃんよくやった！｣

と頭をポンポンと撫でながら私をべた褒めしてくれる。嬉しい。ついにやけてしまう。好きな人にべた褒めされるのをにやけずにいられる人の方がいないだろう。でも彼には彼女がいる。のに私にこんなことをしていいのかというモヤッとしたものもあった。

すると伊沢さんから色々書いてもらいたいものとかあるからと別室に案内された。

伊｢ならこの書類に名前とか色々書いといて。一応これからここで働いて貰うことになるからさ｣

と私がここで働くのはもう決まったらしい。好きな文章をかける喜びとこの先どうなるのか不安な気持ちがやはりあるが今は楽しむことをと思いその書類にサインした。

書類をかけ終えみんながいる部屋に。すると

山｢でも本当にびっくりしましたよ！須貝さんがAちゃんを連れてきた時。れいちゃん一色の須貝さんが？！って｣

こ｢いや本当にそれね！僕もびっくりしちゃいましたよ。どういった出逢いを？｣

須｢え、俺がそんなに女の子連れてくるのびっくりしてたの？さえちゃんとは昨日会ったばかりなんだよね。出逢いは言わないけど｣

こ｢え！なんで言ってくれないんですか！！｣

須｢言わないのは言わないの！！｣

と私の話をしている。出逢ったきっかけ。それは体育祭だった。借り物競争で須貝さんが私の腕を掴んで……。あ、なんで須貝さんは私の腕を掴んだんだろう。お題はなんだったんだろう。ふとその疑問が頭を過ぎった。いつか聞けたらいいな。なんて期待をしながらみんなのいる部屋に入った。