【QK】オタクの君に恋して何が悪い！ (ページ40)

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サクラコマチページ40

須貝さんとの待ち合わせ時刻までもうすぐになってしまった。田村さんとの話を二人とし、その後部屋に戻りちょっとオシャレしたりしちゃって、彼には好きな人がいるのに少しでも私に気が向いて欲しくて。無駄の努力かもしれないけれど、彼に選んでもらった服を来て待ち合わせ場所へ向かう。待ち合わせ場所はビックベンが見えるレストランだった。

時間になる前に着いたのだが、もう既に大好きな彼がそこにいた。

須「あ、さえちゃん！こっちこっち。ってえ、可愛い。オシャレじゃん」

『ありがとうございます。ちょっとオシャレしてみました。
可愛いですかね…、でも嬉しいです！須貝さんもかっこいいですよ！！』

と褒め返してみる。するとありがとうと少し照れくさそうに言っている。可愛い。貴方の方が可愛いよ！！！と心の中で叫ぶ。行こうかとレストランまで案内してくれる須貝さんの横につきレストランに向かう。

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レストランのご飯は美味しくて、よくこんな素敵で美味しいお店を見つけられるなとやっぱり私の好きな人は凄い！！と自分の中でベタ褒めをする。雰囲気もあって、オシャレでなによりビックベンが見えるのが最高。

須「ここ予約した理由がさ、さえちゃんあのアニメ好きでしょ？だからビックベンが見えるところにしたくてさ〜。気に入ってくれた？」

と私に笑いながら優しい声色で問いかけてくる。

『もちろんですよ！ビックベン見えるの本当に綺麗だし、ご飯も美味しいし、こんな素敵な場所に人生で来られると思ってなかったので凄く嬉しいし、須貝さんと来れて良かったです！』

とありのままの感想を伝える。が、最後の言葉は果たして必要だったのだろうか。勢い余って言ってしまったけれどまあそんなに気にしてないだろうけど。と彼の顔を見ると少しいつもと様子が違うように見えた。

須「ねえ、さえちゃん。このあと時間ある？もし良ければあそこの橋からビックベン見ない？」

と提案してくれた。夜のビックベンは本当に美しく綺麗だからそれを好きな人と見れるなんてそんな贅沢はない。了承するのは当たり前なのだが、提案する際も彼は少し緊張しているように感じた。どうしたのだろうか疑問に思いつつも、彼の提案を快く受け入れると安心した様子で料理を再度食べ始めた。