【QK】オタクの君に恋して何が悪い！ (ページ27)

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ナデシコページ27

フロントに着くと伊沢さん以外のみんながいた。みんな早いな…って言っても2分前なんだけど……。

ふ｢やっぱ最後は伊沢か～｣

川｢伊沢さん1人にしちゃダメでしたね｣

河｢もう置いてく？10分過ぎてる｣

伊｢置いてくなんて言わないでくださいよ！！｣

『あ、伊沢さん！！待ちましたよ！』

ごめんごめんと手を合わせペコペコと頭を下げながら言うCEO。それを見てみんなでまあ全然いいですけどねと許す。

こ｢てかお腹空いちゃいました！！モーニング行きませんか！｣

山｢いいね！行こう！｣

ふ｢誰かがそう言うと思って調べといたんだよね｣

『え！流石過ぎませんか！！！』

流石できるなあ、と1人で感心。なのに野菜が苦手というギャップ。そこにみんな惹かれるんだうな……分かるよその気持ち。なんて1人で考えていると

山｢Aちゃん！モーニング行こ！！｣

須｢さえちゃーん、行くよー｣

『あ、はい！！』

2人に言われてみんなの後についていく。ふくらさん先頭で各々会話しながら調べてもらったお店に到着し入る。お洒落なお店でメニューも見るとこれまた日本とは違う感じのモーニング。各々で注文して頼んだ物が届くとみんなで食べ始める。

『ん！美味しい！！』

須｢なになにそんな美味しいの？俺にも頂戴｣

とあーんしてと言わんばかりの体勢。口を開けて待機してる。あの……え？！これはしろと？！あーんってしろと！すると

須｢なに？してくれないの？｣

ぶーぶーと効果音がなりそうな顔で言ってくるもんだから

『しますよ！はい、あーん』

須｢ん、美味しい｣

と嬉しそうに笑顔で言うもんだからそれだけで満足。ありがとねと頭をぽんぽんと撫で自分の料理を再度食べ始める須貝さん。彼は何を思い考え私と接しているのか分からない。だからこそ期待してしまう。

伊｢なに？2人付き合った？｣

ふ｢流石にみんなの前でそれは大胆すぎじゃない？｣

河｢見せつけたかった感じ？｣

『え、あ、違いますよ！ね？！須貝さん？！』

そうだった、みんなと一緒にモーニングを食べていたんだよ。なのになにがあーんだよ！ばか！めちゃくちゃ恥ずかしいじゃん！！須貝さん！なんとか言って！

須｢さあ、どうだろうね？｣

なんでそこ曖昧にするの？！そこは違いますってキッパリ言わなきゃでしょ？！しかも笑ってる、楽しんでるな！絶対！なんてぶつぶつ文句を言う私ですがこんな時間も好きだったりします。